読書の神が宿る空間

厳しい寒さの日々が続いています。今日の昼間の気温はマイナス7度ぐらい。さすがに手袋なしで外を歩くのはつらいですね。たまに0度ぐらいの日があると、妙に暖かく感じられるまでになっています(笑)。
この気温ではさすがに街を散策する気分にはそうなれず、代わりにポツダム通りの国立図書館(シュタービ)によく足を運んでいます。今年は、まとまった時間がある時は図書館に行こうと、久々に国立図書館の年間券を買ったのです。年間券といっても、25ユーロ。これでベルリンにある2つの国立図書館がいくらでも利用できることを考えると安いものだと思います(パスポートと滞在許可証、住民票持参でその場で作ってもらえます)。
久々にここに来ましたが、やはりいいですね。読書の神が宿っているような荘厳な雰囲気はもちろんのこと、機能的な机や椅子、机ごとに用意されたランプやラップトップ用の電源、そういう小物まで含めて好きなのです。隣のフィルハーモニーと同じで、座る席ごとに違う風景が見えるので、(空いていれば)次はどこに座るかという楽しみもあります。ネットに関わる時間が増えるにつれ、情報収集も断片化しているというか、本を1冊じっくり読むということがここ最近ずいぶん少なくなっていました。今年は、図書館での静かな時間というのも大事にしたいと思っています。
冒頭の写真は、日本滞在中に買った新しいコンパクトデジカメRicohのGR DIGITAL IIIで撮ったものです。ズームの利かない単焦点レンズのカメラなので、そのことで最後まで悩みましたが、ベルリンへ戻る前日に「えいやっ」と決断して買いました(笑)。持った時に手になじむ感覚が気に入っていて、ファインダーを通して見える風景も心なしか今までとは違う感じです。ベルリン生活の頼れるパートナーになってくれそうな予感。
関連記事:
天使の降りた場所(3) – ベルリン国立図書館 – (2006-09-07)



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4 Responses

  1. Rottenmeier-ffm
    Rottenmeier-ffm at · Reply

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    ああ、私もRicohのGRを買おうかとずいぶん迷いました。結局年末にキャノンS90 を買いました。値段がずいぶん安かったし、私の腕ならこれで充分だと判断したので。小さいのでポケットに入りますしね。でもRicohGRはデザイナーの友人がみんな持っているので、私もどうしようか最後まで迷いました。傑作写真、お待ちしてまーす。

  2. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    Rottenmeier-ffmさん
    キャノンS90もいいカメラですね。レンズも明るそうだし、しかも3.8倍の光学ズームですか。コンパクトなのにうらやましいくらいの機能の充実です。RicohのGRは、使いこなせるまでに時間がかかりそう。でも意を決して買ったからには、楽しみながらがんばりたいと思います。

  3. Habsburg
    Habsburg at · Reply

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    この空間いいですね。さすが大都市ベルリン。
    僕も先日デジカメ買いました。防水、耐ショックで、水中でも撮影できるOPTIOです。でも、画像が少し悪くてまだ調整に苦労してます。
    でも、安いものじゃないし、自分の気に入ったもの、決断なので、お互い大事に長くつきあえるKumpel(相棒)にしていけるといいですね。

  4. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    Habsburgさん
    コメントありがとうございます。
    OPTIOのサイトを見てみましたが、こんなカメラがあるのですね。
    デザインもかっこいいし、本当にどこにでも持って行けそう。

    >でも、安いものじゃないし、自分の気に入ったもの、決断なので、
    >お互い大事に長くつきあえるKumpel(相棒)にしていけるといい
    >ですね。
    本当にそう思います。と言いながら、この前、買ったばかりのカメラを友達のパーティーで置き忘れてきてしまいました^^;)。もちろん無事でしたが、気を付けないと・・・。

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