S-Bahnhof Friedrichstraße(12月15日)
ベルリン・ミッテのフリードリヒ・シュトラーセの駅周辺を久々に歩いて、この辺りの風景が1年前とは微妙に変わってきていることに気付いた。2006年も早や1年を振り返る時期になってきたことだし、今回はこの界隈の1年をざっと見てみることにしてみたい。
まず、駅の北側のヴァイデンダム橋(Weidendammer brücke)という橋のたもとに、Melia Berlinという4つ星の新しいホテルがオープンした。本当にいつの間にかできていたという感じで、この場所の以前の風景をもはや思い出すことができない。駅から徒歩1分だけに、ロケーションとしては最高だろう。
今年はそれ以外にも、ベーベル広場にHotel de Romaという最高級ホテルが秋にオープンしたことで話題になった。しかし、この数年ミッテに新しいホテルが次々とできる一方で、Hotel BerlinやGrand Hotel Esplanadeといった、西ベルリン時代からの老舗の影がやや薄くなったのもまた事実。これら2つのホテルは、これからしばらく改装期間に入るということを最近の新聞で知った。
こちらはヴァイデンダム橋からの眺め。博物館島のボーデ美術館が10月に再オープンしたことは、まだ記憶に新しい。彫刻のコレクションが完全に元の状態に戻るのは、実に1939年以来のことだという。
(新しいカメラのおかげで、こんな感じで接写できるようになったのがうれしい
^^)
先ほどのMelia Berlinの横には、こちらも長年の改修工事の末、Admiralspalastという伝統ある劇場がこの8月に華々しく再オープンした。
対照的に、その手前に写っている「涙の宮殿(Tränenpalast)」は経営元の破綻により、7月で閉鎖を余儀なくされることになり、今は内部が空っぽのみすぼらしい姿をさらしている。
同じ歴史的な建造物でも、ボーデ美術館やAdmiralspalastのようにベルリーナーの執念で蘇る場合もあれば、「涙の宮殿」のように行き場を失っている場合もあるようだ。次回は、ベルリンの東西分断時代を振り返る上で欠かせない、この「涙の宮殿」にスポットを当ててみたいと思う。
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ベルリン観光をするうえでは、これ以上無いロケーションのホテルですね~♪是非とも次回観光の際の拠点としたいです・・・・・予算が許せばですが(爆)
ところで、来年の夏ですが、ドイツでは御馴染みのバーガーキングが、日本に帰ってきます。フリードリヒ通り駅のバーガーキングはよくお世話になりました。
http://www.shibukei.com/headline/3922/index.html
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3つ目の写真、テレビ塔が突き出してるみたいでおもしろいです。
このBlogを見るたびに気温を気にしてますが、
暖かいようですねえ。
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初めて書き込ませて頂きます。1986~90年に西伯林に住んで居たので、フリードリヒシュトラーセと云えば、機関銃を手にした国境警備隊が駅のあちことに居た記憶が生々しいです。すっかり様変わりした様子がよくわかりました。
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>ぷりんつ・あるぶれひとさん
バーガーキングは日本にもあると思っていましたが、一旦つぶれ、今回また復活ということなのですね。日本のファーストフードの競争の中で勝ち残れるのはなかなか大変なのでしょうね。
それよりもドイツにモスバーガーが進出してこないかしら、などと思ったりします(笑)。
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>Kenさん
ベルリンはかなり寒くなってはいますが、東京とそれほど大差ないですよね。今年の11月は記録的な暖かさだったようです。一方、1月は記録的な寒さだったことを思い出します。ここ数年、「記録的」な気候が多いですよね。
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>gramophonさん
初めまして。
80年代のベルリンを知る方に読んでもらえているというのは、なんだか身が引き締まる思いです。おそらく、次回書く「涙の宮殿」のこともよくご存知なのでしょう。よかったらまたお話を聞かせてください。
これからもどうぞよろしくお願いします。