ちょうど1年前まで夢中になって書いていた「ベルリン・天使の詩」の撮影場所を探し巡るシリーズに(興味のある方は下のタグから探してみてください)、1回限りですが思わぬ続編ができました。
先日、ポツダム広場のLutter & Wegnerというレストランでたまたま食事をしたのがきっかけでした。このレストラン、ご存知でしょうか?ちょっと目立たない場所ですが、ソニーセンターの東の端、DB本社ビルの真向かいにあります。
ベルリンの中ではかなり歴史のあるお店で、1811年創業の本店はジャンダルメンマルクト広場のすぐ裏手にありますね。まあ、自分にとっては普段はめったに入る機会のない雰囲気のレストランです。ワインや料理はさすがにどれもおいしく、デザートまで堪能しました。
さて、このレストランはホテル・エスプラナーデ - 天使の降りた場所(22) –で紹介したカイザーザールに隣接しているのですが、ちょうどレストランからその中に通り抜けられるようになっていました。普段はこのように外観から見る機会しかなく、興味があったのでちょっと覗いてみました。
ここがPalmenhofと呼ばれるホールです。「外から見るよりも簡素な感じなんだな」と思ったのもつかの間、この位置に立った瞬間すぐにピンとくるものがありました。
家に帰って早速「ベルリン・天使の詩」のラストシーンを見直してみたら、やはり同じ場所でした!
この場所がベルリンの人々にとってどういう意味を持っているかということは、上記の記事で書きました。ヴィム・ヴェンダース自身、「この映画の撮影の10年後に取り壊されることになった時、私はただ泣くしかなかった。カイザー・ザールのようにこのダンスホールも保存されていたらよかったのに、と思う」と語っていたので、私もそう信じていたのですが、最後のシーンに出てくるPalmenhofだけは現代風に模様替えをされながらも、ちゃんと残されていたのですね。
なんだかじーんときました。
参考:
ホテル・エスプラナーデ - 天使の降りた場所(22) –
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カスタニアンアレの映画館で上映があったので今日久しぶりにみました。
やっぱり最高の映画です。ここで全23話読んでいたので感慨ひとしおでした。
このレストラン、近いうちにぜったい行こうとおもいます!
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>にわやまさん
全23話全て読んでくれたとはうれしいです!
カスタニアンアレーというと、あの小さな映画館かな?
「天使の詩」は昨年公開から20周年で、ベルリンでも久々に話題になりましたよね。
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初めまして!
リンクさせて頂きました。
事後報告で申し訳ございませんが、これからゆっくりベルリンを堪能させて頂くつもりです。
私もドイツ在住で、夫がベルリン育ち、義母がベルリン在住とあり一番好きな場所です。
ドイツ人というより、私はベルリン人というのがあるなぁと思っています。
そのうちベルリンでお会いする事もあるかもしれませんね。
宜しくお願いします。
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>fujiyama-norichanさん
はじめまして、リンクは歓迎しますので気になさらずに。
>私もドイツ在住で、夫がベルリン育ち、義母がベルリン在住と
ベルリンとの素敵なご縁ですね。このブログを見つけてくださったのも、何かのご縁かもしれませんし、こちらこそよろしくお願いします。
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はじめまして。
こちらのブログの「天使の降りた場所」は、以前から愛読させていただいていました。
この夏ベルリンに旅行する機会があり、こちらのサイトを参考に、映画の撮影場所にも少し行ってみました。本当にありがとうございます。ここでの情報がなければ、ジーゲスゾイレにしか行けずじまいだったと思います。
私のブログでその時の思い出などを綴っていて、こちらのサイトも紹介させていただきました。もし不適切な場合はお知らせください。
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>キリさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
早速ブログを拝読させていただきましたが、とても充実した内容ですね。私のシリーズまでご紹介いただきうれしかったです。一時帰国中の私としては、ちょっぴり懐かしい気持ちでアンハルター駅の写真を眺めていました(つい2週間前に歩いたばかりなのですが)。コメントはまたいつでもお寄せくださいね。