孔雀島からは、前回の218番バスで市内に戻ることができるが、少し変化があった方が面白いので、ヴァンゼーの駅前から出ている船で対岸のクラドウ(Kladow)へ渡るルートをご紹介しよう。BVG(ベルリン交通局)といえば、まず地下鉄やSバーン、バスを思い浮かべるが、実は数少ないながら船の路線がある(こちらを参照)。そのひとつが、ヴァンゼー駅前からアルト・クラドウ(Alt-Kladow)へ抜けるF10の路線だ。1時間に1本出ており、もちろんBVGの料金で乗ることができる。
自転車持込可、切符の入札機があるのは、BVGの他の乗り物と同じ。
ただ、バスや地下鉄と違って、窓の外の眺めをさえぎるものは何もない!この開放感は、船でしか味わえないものだろう。
港を出てしばらく経つと、進行方向の右手に、ヴァンゼーの人工の海水浴場Strandbad Wannseeが見えてくる。1907年に作られ、全長1275メートルは内陸湖の海水浴場としてはヨーロッパ最大らしい。この日は天気がよかったので、大変賑わっていた模様。
左手には、ヴァンゼー会議やマックス・リーバーマンの館などがある半島、そして先ほどの孔雀島も視界に入ってくる。
グルーネヴァルトの向こうには、トイフェルスベルク(悪魔の山)の白いレーダーが見えた!
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約20分で、ヨットが停まるアルト・クラドウの港に着岸。いやいや、楽しかった。
岸辺にはレストランがいくつか並んでいて、そのひとつに入ってみた。地元の人が多いようで、気取った雰囲気はない。湖を眺めながらビールを飲んでいると、どこかの避暑地にいるような気分になった。
アルト・クラドウからは135番のバスでシュパンダウへ抜け、そこからSバーンで帰路に。X34のバスを使えば、乗り換えなし約40分でツォー駅に戻って来ることができる。ベルリンのオアシスを、またひとつ見つけた^^)。
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自転車が運べるのは良いですよね。
自転車乗りとしては日本ももっとこういうのを増やしてもらいたいですね。
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自転車乗りにとって、ドイツは本当にいい国だと思います。気楽に郊外に出られる感覚がいいですね。