今日、佐渡裕さんのベルリン・フィルへのデビュー(来年5月)が正式に発表されましたね。2008年2月、「音楽の友」誌へのインタビューで佐渡さんにお話を伺った際、「これからは海外での活動の重点をドイツに移していきたい」とおっしゃっていたのをよく覚えていますが、そのわずか2年後にベルリン・フィルとの共演実現の話を聞くことになろうとは、とてもうれしい驚きです。これも、特にここ数年、ヨーロッパの様々なオーケストラ(ベルリンだとベルリン・ドイツ響やコンツェルトハウス管)に繰り返し招かれ、客演という限られた条件の中で、オケ・聴衆ともに記憶に残る演奏会を積み重ねてきた成果ではないかと思います。陰ながら、来年の大舞台での成功を願っています。
その佐渡さんが、ご自身のブログ「佐渡裕の題名日記」の最新の記事の中で、私の本のことを紹介してくださいました。先日、ベルリンでお会いした際に『素顔のベルリン』を見てもらったところ、「中村くん、いい本だね。今度僕のブログで紹介するよ」と何気なくおっしゃったのですが、「なにせ多忙な人だからなあ」と私はどこか半信半疑。でも、約束通りちゃんと書いてくださいました。感激です。
ベルリンはいまだに生々しく戦争の歴史と向き合っている街でもあります。わずか20年前にこの街を舞台に壁は崩壊したのです。ベルリンの友人である中村真人君が書いた「素顔のベルリン」という本が最近出版されました。ベルリンを愛し、僕と同じようにこの街に惹かれた彼が、長年この街に住み、街の隅々の魅力を深く届けてくれる素晴らしいガイドブックです。ベルリンに来られる方も、旅行気分を味わいたい方も、ぜひ読んでみてください!
(「佐渡裕の題名日記」の「若き大演奏家達」より)
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おめでとう!
真面目にいい仕事をしてきたお陰だね。
5月のベルリンフィルは弾丸でいこうかな。
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来年の5月は、日本から聴きに来る方もかなりいるのでしょうね。
週末をはさむコンサートなので、弾丸にはもってこいなのかも。
よかったらぜひ(笑)!