ベルリンのクリスマス2013
今年はなかなかクリスマス気分を味わう機会がなかったのですが、本番間近の頃になってようやくいくつかのクリスマスマーケットを巡ることができました。第4アドヴェントの土曜日に訪れたのは、地下鉄U3ダーレム・ドルフ駅近くのドメー…
小野雅楽会のベルリン公演
普段海外に住んでいるからこそ、日本の伝統的な文化に接したときに、はっとするような新鮮な感動を受けたという経験をお持ちの方は結構いらっしゃると思います。私自身、振り返ってみて特に印象に残っているのが、2008年の平成中村座…
ホテル・ボゴタ 最後の記録(3)〜静かな朝食
ホテル・ボゴタに泊まって楽しみにしていたのは、朝食の時間だった。部屋を出て階段に向かうと、リヒトホーフからグレゴリオ聖歌がほのかに聞こえてくる。通りから光が差し込み、窓際には大きな古い柱時計が構えている。給仕がコーヒーを…
ホテル・ボゴタ 最後の記録(2)〜サロンでの時間
ホテル・ボゴタが廃業になって早2週間。一般公開となった最終日(12月1日)は、ホテルの最後の姿を見る地元の人、ホテルの調度品を買い求めたり競売に参加したりする人で溢れかえっていた。私はその後もう一度、オーナーのリスマンさ…
発掘の散歩術(41) -グライスドライエック公園の誕生!-
2000年9月末、私がベルリンにやって来てまだ間もない頃、地下鉄U2に初めて乗ってポツダム広場に向かった。電車は高架の上を走り、グライスドライエック駅の手前で眺望が開ける。その時の眼下の光景に私は驚いた。広大な敷地に赤錆…
ホテル・ボゴタ 最後の記録(1)〜重層的な時間を持つ空間
Hotel Bogota、このホテルの名前を最初に知ったのは写真家橋口譲二さんのHPにある「橋口便り」でだったと思う。2004年頃、橋口さんはクーダムから一歩入った通りにあるこのホテルに泊まりながら制作活動をされていた。…
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