11日(金)に「ユニクロ」のドイツの1号店がオープンし、大きな話題を集めました。さすがの私もちょっと気になって、翌土曜日の夕方に様子を見に行ってきました。
オープン直後だったことを差し引いても、何だかとても不思議な光景でした。まず、店内がとても広い。地下から2階まで、「売り場面積はおよそ2700平方メートルと、ヨーロッパにあるユニクロの店舗の中で最大」(NHKニュース)というだけのことはあると思いました。そして、それに応じてスタッフの数も多い(日本人スタッフも結構いらっしゃいました)。これは日本では当たり前のことですが、ドイツでは珍しいのです。デパートでも家電量販店でもブティックでも、何か聞きたいことがあるときに、人を捕まえるのが難しいことが少なくない。親切な店員も中にはいますが、「どーせまたつっけんどんな対応をされるんじゃないか」と内心ビクビクしている自分もどこかにいる^^;)。ところが、ユニクロでは、まず入り口に挨拶専門(?)のおねえさんがいて(おそらくこの週末だけでしょうが)、1人1人に声をかけてくれるんですね。私が店内にいた15分ぐらいの間に、一体何度「はっろー!グーテン・ターク!ヘァツリッヒ・ヴィルコメン!(ようこそ)」の声があちこちから聞こえてきたことか。私はいくばくかの恥ずかしさとこそばゆい気持ちで、店内にいる間、若干にやにやしていたかもしれません
こういう日本のおもてなし文化がベルリンのプロイセン的気質と今後どのように融合していくのか、とても興味があるところ。これは皮肉じゃなくてそう思います。
場所はタウエンツィエン通りとニュルンベルガー通りの角という一等地。少し前までナイキのお店だったところ。
日本とのお値段の比較は厳密にはできませんが、全体的に日本よりは高めとはいえ、そこまで大きな開きはないとは言えそうです。現在の為替の関係もあるでしょう。ともあれ、土曜日のユニクロは大賑わいでした。クーダムでも帰りの地下鉄でも、ユニクロの紙袋を持ったドイツの人を何度も見かけたのは、やはり不思議な気がしました。
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ユニクロの欧州最大店 ドイツに開店
NHK動画ニュースより 4月12日 4時00分
大手衣料品チェーンの「ユニクロ」は、売り場面積がヨーロッパで最大となるドイツでの1号店を首都ベルリンに開き、倹約家が多く販売競争が激しいと言われるドイツの市場で、売り上げを伸ばせるか注目されます。
ユニクロのドイツ1号店は、ベルリン中心部の、ファッションブランドの店舗が数多くある大通りに設けられ、売り場面積はおよそ2700平方メートルと、ヨーロッパにあるユニクロの店舗の中で最大です。
開店初日の11日は、店の外に長い行列を作っていたおよそ500人の客が、オープンとともに店内に入り、ジャケットや肌着といった日本でも販売されている商品を次々に買い求めていました。
ドイツ人の女性は「ヨーロッパ風のデザインと違いがあって、買い物をしていてわくわくします」と話していました。
ユニクロがヨーロッパで出店するのは、イギリス、フランス、ロシアに次いでドイツが4か国目で、今後、ベルリンの1号店を拠点に、ドイツの主要都市へと事業を拡大していく方針です。
ただ、ヨーロッパ経済をけん引するドイツには、すでに欧米の大手衣料品チェーンが数多くの店舗を構えており、倹約家が多く販売競争が激しいと言われるドイツの市場で売り上げを伸ばせるか注目されます。
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マサトさん、こんにちは。
お久しぶりです。
あらー、ユニクロがオープンしたんですねえ。
それもとてもいい場所じゃないですか!
H&SやZARAなど大型衣料品店などの激戦区ですねえ。
スタッフも多いのですか。
書かれておられるように結構ドイツの大型店ってレジくらいにしか
人がいませんよね。
でもってつっけんどんですよねえ(笑)。
ユニクロがドイツで受けてくれればいいなぁと思います。
ユニクロの系列でGUというのが最近出店を増やしていますが
このお店に初めて入った時、ベルリンで初めて入ったH&Sを思い出しました。
ベルリンも一層様変わりをしているんですね。
この頃、毎日ベルリンのことを考えています。
が、行けません(涙)。
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しゅりさん
お久しぶりです!
クーダムのユニクロ、あれ以来中には入っていませんが、近辺でユニクロの袋を持った人を見る機会は増えてきました。このブログを始めた頃に紹介したライプツィヒ広場にも近々新しいショッピングセンターがオープンするようですし、ベルリンは相変わらず日々変化です。
ぜひまた遊びにいらしてくださいね!