『音楽の友』2016年11月号 – NDRエルプフィル –
現在発売中の『音楽の友』2016年11月号にハンブルクのNDRエルプフィル(旧北ドイツ放送交響楽団)についての記事を書かせていただきました。9月22日にライスハレで行われた今シーズン最初の定期演奏会のレポート。そして、そ…
ベルリンマラソン 「伝説」の日本人ランナー
9月25日、毎年恒例のベルリンマラソンが開催されました。今年43回目を迎える世界最大規模のマラソン大会に、16年連続の完走を目指して走った日本人ランナーがいます。 京都在住の水戸孝彦さん(72歳)。通信業に携わる水戸さん…
ベルリンの壁崩壊へ民衆を導いた 環境図書館の設立から30年
地下鉄のローゼンターラー広場駅からプレンツラウアー・ベルク地区の方向へ小高い丘を上って行くと、高い尖塔を持つシオン教会が見えてきます。近年家賃の高騰が進み、それに伴い街並みも洗練されていく傾向にあるこの周辺の中で、シオン…
発掘の散歩術(74) -「安楽死」殺人の記念碑で考える人間の命-
光を浴びて輝くベルリン・フィルハーモニーのジグザグの屋根に向かって、透明の青いガラスの壁が伸びている。その横には様々な歴史的情報や写真が掲載されたプレートが設置され、コンサートのオフ・シーズンにもかかわらず、旅行者や地元…
発掘の散歩術(73) -ミュッゲルトゥルムの展望台へ-
ベルリンの広域図を見ると、3つの大きな湖が目に付く。前回ご紹介した西のヴァンゼー、北のテーゲラーゼー、そして東のミュッゲルゼーだ。西側に住んでいる私は、どうしても行動範囲が西に限られる傾向があるが、たまには東の郊外にも足…
ベルリンの地下鉄駅で無料Wi-Fiが導入
7月27日、BVG(ベルリン交通局)が運営するベルリンの主要地下鉄駅で、無料Wi-Fiが導入されました。昨年からの試験期間を経て今回の無料サービスが始まったのは、ツォー(動物園)駅、クアフュルステンダム駅、ヴァインマイス…
発掘の散歩術(72) -公共フェリーに乗ってアルト・クラドウへ-
ベルリンの西の郊外ヴァンゼー駅に降り立つと、すぐ目の前にヴァンゼーの湖が広がる。中心部のツォー駅からSバーンで20分ほど揺られて来ただけなのに、避暑地に来たようなすがすがしさを感じる。今日はここからフェリーに乗って対岸の…
マルタ・アルゲリッチ バースデーコンサート
6月5日、世界的なピアニスト、マルタ・アルゲリッチの75歳の誕生日を記念して、ベルリン・フィルハーモニーでバースデーコンサートが行われました。「若い頃から圧倒的なエネルギーとひらめきに満ちたピアノを聴かせてきたアルゲリッ…
ベルリン中央駅10周年
ベルリンの陸の玄関口、ベルリン中央駅が5月26日、開業から10周年を迎え、27日と28日の週末に記念イベントが行われました。 土曜日のお昼、中央駅南側のワシントン広場に行くと、世界のストリートフードの屋台がずらっと並び、…
雑誌「考える人」のリニューアルと新連載について
新潮社の季刊誌「考える人」のウェブで、5月からエル・システマジャパンについての連載記事を書かせていただいています。開始からもう大分経ってしまいましたが、ここでぜひこの連載についてご紹介したいと思います。 ベネズエラで生ま…
発掘の散歩術(71) – リクシャでめぐる初夏のティーアガルテン –
数年前、私がベルリンに来てからずっとお世話になっているドイツ人の知人からリクシャの招待券をいただいた。リクシャとは自転車タクシーのことで、実は日本語の力車に由来する言葉。知人の息子がリクシャのツアーのガイドをやっていたの…
2つの盗難事件について
先月の後半は散々な目に遭ってしまった。3週間のうちに2回も盗難に遭ったのである。 1回目は5月半ばのある日、ベビーカーで買い物をしていた妻がスリに遭った。クロイツベルクのベルクマン通りにあるドラッグストアdmにいたときの…
メルキッシェ博物館の展覧会「ようこそドイツへ」
ベルリンの市立博物館の一つ、メルキッシェ博物館(Märkisches Museum)で展覧会「ようこそドイツへ(Willkommen in Deutschland)」が開催されています。これは、ドイツに移民や難民としてや…
『音楽の友』2016年6月号 – 小澤征爾、ギドン・クレーメル –
最近発売になった「音楽の友」の6月号に2本の記事を寄稿させていただきました。 1本目は小澤征爾さんが7年ぶりにベルリン・フィルに復帰された公演のレポートで、「小澤征爾と世界の名門オーケストラ」という特集の冒頭に4ページに…
発掘の散歩術(70) – 春のベルリン・ハーフマラソン –
昨年9月、日本からやって来た弟がベルリン・マラソンを完走したのに感化された私は、その半年後のハーフマラソンの参加を申し込んだ。正直なところ、「とりあえず」申し込んでみたという感じだった。それまで10キロとまとまって走った…
発掘の散歩術(69) -東ドイツの日常に触れるミュージアム-
「なんだか別の街に来たみたい」と妻がコルヴィッツ広場近くの通りを歩きながら若干興奮した口調で言う。無理もない。同じベルリンの冬空の下でも、私たちが普段住む西側のエリアよりも数段こちらの方がカラフルに見える。戦前の古いアパ…
「家庭画報」2016年6月号 – サントリーホール30周年記念 –
最近発売になった「家庭画報」6月号に寄稿させていただく機会がありました。特集記事の一つ、「サントリーホール開館30周年記念 音楽の殿堂 30年の軌跡」の中にある指揮者ズービン・メータ氏のインタビュー記事です。 名実共にク…
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