岩波書店『世界』2022年1月号&2月号「つまずきの石」, リリアナ・セグレさんの証言集
最近発売された岩波書店『世界』2022年1月号で、「世界最大の分散型記念碑――グンター・デムニッヒと仲間たちの『つまずきの石』(前編)」を寄稿しました。このブログでもこれまで何度かご紹介してきましたが、私にとって過去とい…
息子とつまずきの石
「パパ、つまずきのいしのしゃしんをとりにいきたい」 クリスマスの翌日の昼間、5歳の息子が突然こんなことを言いました。今年のクリスマスは本人の希望で子供用のカメラをプレゼントしたので、それを使って写真を撮りたいというのです…
岩波書店『世界』2020年12月号 –生への列車・キンダートランスポート3–
現在発売中の岩波書店『世界』12月号で、「生への列車・キンダートランスポート3――ヘンリーに会うイスラエルへの旅(前編)」を寄稿させていただきました。これは同誌に寄稿した2017年3月「クエーカーが救った子供たち」、20…
雑誌『BRUTUS』の特集「クラシック音楽をはじめよう」
雑誌『BRUTUS』の最新号が発売されました。特集は「クラシック音楽をはじめよう」。1980年創刊の『BRUTUS』初のクラシック音楽特集とのことで、スタッフの方々の意気込みも相当高かっただろうと思いますが、コロナ危機に…
新装改訂版『ベルリンガイドブック 歩いて見つけるベルリンとポツダム 13エリア』のご案内
2009年に刊行した拙著『素顔のベルリン』(ダイヤモンド・ビッグ社)は、2013年に増補改訂版『ベルリンガイドブック』と名を変え、幸いご好評をいただいてきました。この数年は在庫切れの状態が続いていたのですが、おかげさまで…
岩波書店『世界』2018年2月号 –生への列車・キンダートランスポート2–
大変遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。 昨年を振り返ってみると、ポーランド(3月)、オーストリア(6月)、イギリス(9月)、そして義理の弟の結婚式参加が目的だったハワイ(9月)など、自分にしては外国への…
『世界』2017年8月号 -ダニエル・バレンボイム、『西東詩集』オーケストラの夢を語る-
自分の書いたものが誌面に掲載されるのはいつも嬉しいものですが、今回は少し特別です。7月7日に発売になった岩波書店の『世界』8月号に「ダニエル・バレンボイム、『西東詩集』オーケストラの夢を語る」という記事を寄稿させていただ…
大戦期の前夜を切り取った展覧会『ベルリン1937年』
5月4日から、ベルリン市営のメルキッシュ博物館で『ベルリン 1937年-明日への影の中で』という展覧会が開催されています。最初にこの展覧会のタイトルを聞いた時、ヒトラーが政権を取った1933年でも第二次世界大戦が始まった…
岩波書店『世界』2017年3月号 –生への列車・キンダートランスポート–
岩波書店の月刊誌『世界』3月号に「生への列車・キンダートランスポート ――クエーカーが救った子供たち」という12ページのルポルタージュを書かせていただく機会がありました。『世界』に寄稿するのは3回目になりますが、今回のテ…
作家・多和田葉子 クライスト賞授賞式
ドイツの文学賞・クライスト賞の受賞が決まった作家・多和田葉子氏の授賞式が11月20日、ベルリンで開かれました。18世紀の作家ハインリヒ・フォン・クライストに因んだこの文学賞は1912年に創設され、ベルトルト・ブレヒト、ア…
ベルリンの壁崩壊へ民衆を導いた 環境図書館の設立から30年
地下鉄のローゼンターラー広場駅からプレンツラウアー・ベルク地区の方向へ小高い丘を上って行くと、高い尖塔を持つシオン教会が見えてきます。近年家賃の高騰が進み、それに伴い街並みも洗練されていく傾向にあるこの周辺の中で、シオン…
雑誌「考える人」のリニューアルと新連載について
新潮社の季刊誌「考える人」のウェブで、5月からエル・システマジャパンについての連載記事を書かせていただいています。開始からもう大分経ってしまいましたが、ここでぜひこの連載についてご紹介したいと思います。 ベネズエラで生ま…
『ドイツへの100の手紙』(ニコライ出版)
10月3日に25回目のドイツ統一記念日を迎えましたが、この記念の年に、ある書籍プロジェクトに関わらせていただく機会がありました。”100 Briefe an Deutschland: Gedanken, Wu…
岩波書店『世界』2015年9月号 – ドイツ人と「5月8日」-
今日発売の岩波書店の月刊誌『世界』9月号に、「過去への取り組みは、人を強くする」──ドイツ人と「5月8日」というタイトルのルポルタージュを寄稿させていただきました。『世界』に寄稿するのは、今年2月号の「インゲ・ドイチュク…
旧カール・マルクス書店が文学サロンに
社会主義時代の巨大なアパートが建ち並ぶカール・マルクス大通り(Karl-Marx-Straße)に、かつてその通りと同じ名の本屋がありました。東独時代、東ベルリン最大規模の売り場面積を誇り、その充実した品ぞろえから、東側…
NHK『テレビでドイツ語』新シリーズ開講のご案内
NHK教育テレビ(Eテレ)の語学番組『テレビでドイツ語』の新シリーズが始まりました。この4月から9月までの番組は、久々にベルリンが舞台です! その先進性がドイツのみならず世界の注目を集める首都ベルリンが舞台。2010年度…
岩波書店『世界』2015年2月号 – アウシュヴィッツ解放70周年 –
岩波書店の月刊誌『世界』2月号に、「インゲ・ドイチュクローンが心に刻んできたもの—アウシュヴィッツ解放70周年—」というタイトルのルポを寄稿させていただきました。間もなくやって来る1月27日のアウシュヴィッツ解放70周年…
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