早稲田大学交響楽団のベルリン公演2024
先週日曜(3月17日)、早稲田大学交響楽団のベルリン公演がフィルハーモニーで行われました。実に素晴らしかったです。公演が終わってからも聴いた方からの熱い感想が直接的、間接的に届き、いまだに余韻が続いている感じがします。 …
ピアノとモーツァルトと平和と
昨年2月、ブログに「ピアノがやってきた!」という記事を書いたことがある。コロナ禍の最中に、たまたま知人を通じてベルリンのある教会から古いピアノを譲っていただく機会に恵まれ、ゼロからピアノを始めたことを綴った。 あれから1…
ピアノがやってきた!
昨年6月下旬のある日、ベルリンで長年お世話になっているメヒティルトさんから、こんな連絡がありました。「私が働いていたゲマインデ(教会)に使われていない古いアップライトのピアノが置いてあるの。前に中古のピアノが欲しいと言っ…
コンツェルトハウスに登場した指揮者・沖澤のどかさん
今年9月、指揮者の沖澤のどかさんが、第56回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝したことは大きなニュースになりました。沖澤さんは東京藝術大学で指揮を学んだ後、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に留学し、2017年に卒業…
国立歌劇場のオペラ座、子どもオーケストラ
この4月末、ベルリン国立歌劇場に新しく誕生したオーケストラのお披露目コンサートが行われました。その名は「オペラ座子どもオーケストラ」(Opernkinderorchester)。一体どういうプロジェクトなのか興味を持ち、…
稲森安太己作曲のオペラ『Wir aus Glas』
ドイツ・デトモルト在住の稲森安太己さんは、近年活躍の場を広げている気鋭の作曲家です。6月19日から24日まで、稲森さんが作曲したオペラ『Wir aus Glas』が、ベルリン・ドイツ・オペラのスタジオTischlerei…
早稲田大学交響楽団がベルリン・フィルハーモニーに客演
3月4日、早稲田大学交響楽団がベルリン・フィルハーモニーに客演し、大きな成功を収めました。同交響楽団は早稲田大学の現役学生から成るアマチュアの楽団ながら、高い実力を持つことで知られ、1978年にはカラヤン財団主催の青少年…
クリスチャン・ツィメルマン インタビュー、ベルリン・フィル来日公演..
最近クラシック音楽関係に寄稿した記事の中から2つほどご紹介させていただきます。 1つは、(今になってからのご紹介で誠に申し訳なく思いますが・・・)「音楽の友」11月号に掲載されたピアニストのクリスチャン・ツィメルマンのイ…
エリザベト音大の楽団と合唱団が 細川俊夫作曲《星のない夜》を上演
毎年8月、ベルリンのコンツェルトハウスでは世界のユースオーケストラの祭典「ヤング・ユーロ・クラシック」が行われます。今年は、グスタフ・マーラー・ユーゲント管など名だたる団体に混じって、広島のエリザベト音楽大学のオーケスト…
イエス・キリスト教会でアバドのメモリアルコンサート
地下鉄U3のティールプラッツ駅から徒歩5分の距離にあるダーレム地区のイエス・キリスト教会は、数あるベルリンの教会の中でも独自の道を歩んできた場所です。1930年に完成したこの教会は、ナチス時代、反ナチ運動を担った組織「告…
『音楽の友』2016年11月号 – NDRエルプフィル –
現在発売中の『音楽の友』2016年11月号にハンブルクのNDRエルプフィル(旧北ドイツ放送交響楽団)についての記事を書かせていただきました。9月22日にライスハレで行われた今シーズン最初の定期演奏会のレポート。そして、そ…
マルタ・アルゲリッチ バースデーコンサート
6月5日、世界的なピアニスト、マルタ・アルゲリッチの75歳の誕生日を記念して、ベルリン・フィルハーモニーでバースデーコンサートが行われました。「若い頃から圧倒的なエネルギーとひらめきに満ちたピアノを聴かせてきたアルゲリッ…
『音楽の友』2016年6月号 – 小澤征爾、ギドン・クレーメル –
最近発売になった「音楽の友」の6月号に2本の記事を寄稿させていただきました。 1本目は小澤征爾さんが7年ぶりにベルリン・フィルに復帰された公演のレポートで、「小澤征爾と世界の名門オーケストラ」という特集の冒頭に4ページに…
「家庭画報」2016年6月号 – サントリーホール30周年記念 –
最近発売になった「家庭画報」6月号に寄稿させていただく機会がありました。特集記事の一つ、「サントリーホール開館30周年記念 音楽の殿堂 30年の軌跡」の中にある指揮者ズービン・メータ氏のインタビュー記事です。 名実共にク…
難民とボランティアのためのコンサート
欧州の難民を巡る状況はいまだ収束する道筋が見えていません。戦争における憎しみの連鎖、さらに反イスラムのデモや難民施設の襲撃に見られる排除と不寛容の空気。「欧州、そして世界はどこに向かおうとしているのか」と誰もが不安になら…
『音楽の友』2015年12月号 – 特集:深化するベルリン・フィル –
現在発売中の『音楽の友』12月号が、来年来日公演を行うベルリン・フィルについての特集を組んでいます。その中で、ベルリン・フィルの元コントラバス奏者のルドルフ・ヴァッツェルさんにインタビューする機会がありました。ヴァッツェ…
発掘の散歩術(64) – オーケストラのど真ん中で –
コンサートホールの客席で一流のオーケストラの響きに酔いしれながら、音楽好きの方はこんなことを夢想したことがないだろうか。「舞台の上、例えばコンサートマスターの横で、あるいはソロ・オーボエ奏者の横に座って聴いたら、どんな風…
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