発掘の散歩術(86) –アルト・テーゲルのフンボルト邸を訪ねて–
この8月半ば、久々に地下鉄U6の終点アルト・テーゲルの駅に降り立った。いつもはテーゲル湖の湖畔を目指すのだが、今日は駅から北にしばらく歩くと、森の中へと続く道が出現する。Privat（私有地）と書かれているので一瞬ひるむ…
晩秋のテーゲル湖畔を歩く
先週末、北のアルト・テーゲルに住む知人のHさんからお誘いをいただき、久々に地下鉄U6の終点のアルト・テーゲルに行く機会があった。駅前から伸びる同名の通りを西に5分ほど歩くと、テーゲル湖(Tegeler See)の船着場が…
発掘の散歩術(38) -アルト・リュバースからテーゲル川に沿って-
ベルリンの郊外の地図を眺めていて、「オールド」を意味する「アルト」が前に付いた地名を目にすると、古いもの好きの私はそれだけで興味を惹かれる。盛夏のある土曜日、今年初頭にご紹介したテーゲル湖の最寄駅（Alt-Tegel）か…
発掘の散歩術(32) – テーゲル湖の「マリー」に会いに –
何年住んでいてもドイツの冬の寒さは身にこたえるが、「今週末の気温は零下10度を下回る見込み」などという予報を耳にすると、たじろぐ反面、心のどこかでときめいている自分がいる。そんな予報が出された1月末、ある期待を胸に、テー…
壁の道に沿って(4) – 緑に囲まれた監視塔 –
1989年まで「ベルリンの壁」が東西を分断していた全長約160kmの道程は、2007年に「壁の道」（Mauerweg）という遊歩道に整備され、かつての壁の跡をたどることができるようになっています。6月末、私もこの壁の道を…
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