昨年の11月に始めた、Berliner Zeitung紙のミニ事典を訳すこのコーナーですが、今回でちょうど100回目を迎えました。振り返ってみると、4月上旬の時点ですでに90回を越えていたのですが、自分の怠慢の他に、新聞に掲載されない日も増えてきたこともあって、そこから更新が大幅に滞ってしまいました。ワールドカップ後は新聞上のこのコーナーも復活したので、また地道に続けていきたいと思っています。少しでも何らかのお役に立っていればうれしいですが・・
Lexikon: Zypern(キプロス)
Zypern ist die östlichste Insel im Mittelmeer. Sie ist etwa halb so groß wie Sachsen, also 9 250 Quadratkilometer. Die Wasserversorgung der Insel, auf die sich jetzt viele Menschen aus dem Libanon flüchten, ist problematisch. Die Sommer sind heiß und trocken, es gibt nur wenige natürliche Süßwasservorräte. Wirtschaftlich ist die Insel vom Tourismus abhängig. Seit 1974 ist Zypern in einen griechischen Süden und türkischen Norden geteilt. Eine Million Menschen leben hier, etwa 750 000 in der international anerkannten griechischen Republik Zypern. Die “Türkische Republik Nordzypern”, gut ein Drittel der Insel, wird nur von der Türkei anerkannt. Hier leben 260 000 Menschen.
訳)キプロスは地中海最東端の島である。面積はザクセン州のほぼ半分で、9250キロ平方メートル。現在レバノンから多くの人々が避難しているこの島の水の供給が問題になっている。夏は高温で乾燥しており、自然の淡水は少量しかない。経済的にこの島はツーリズムに依存している。1974年以来、キプロスはギリシャ側の南とトルコ側の北とに分裂している。100万人がこの島に住んでおり、そのうち約75万人が国際的に承認されているギリシャ系のキプロス共和国の住民である。キプロス島の3分の1を占める「北キプロス・トルコ共和国」は、トルコにのみ承認されている。ここには26万人の人々が暮らしている。
(100回記念にワンクリックしていただけるとうれしいです)