ミラノでの数時間を駆け足で

バラ窓が美しいミラノのドゥオーモ(8月10日)。

飛び飛びのシリーズになってしまいましたが、今回のイタリア滞在のお話もこれで最後です。ヴェローナから急行に揺られること約2時間、再びミラノ中央駅に戻って来ました。今回改めて思ったのですが、イタリアは長距離の移動がドイツに比べると格段に安いのではないかということ。ヴェローナからミラノまで列車に2時間乗って7ユーロ弱というのは、DB(ドイツ鉄道)では考えられません。DBの運賃の高さは、ドイツの物価水準を見てもちょっと異常だと思うのですが・・

さて、ミラノの中心部に滞在したのは結局数時間だけだったので、文字通り駆け足でミラノの街を見てみることにしましょう。

ミラノのシンボルといえば、無数の尖塔が矢のごとく聳え立つこのドゥオーモ(大聖堂)でしょうか。何回この前を訪れても圧倒されますが、今回は残念ながら改装中。こういう古い建築ではよくあることなのですが。

ドゥオーモを中心とした旧市街は、この町の富というものを如実に感じさせます。とにかく圧倒的な豊かさ。

こちらはヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリア(Galleria Vittorio Emanuele Ⅱ)。

アーケード内の装飾も、いちいち立ち止まって見入ってしまうほど見事なもの。

このアーケードを抜けると、スカラ広場(Piazza della Scala)へ。これが、かのスカラ座(Teatro alla Scala)です。ドゥオーモ前からこの豪華なガレリアをくぐってきた目には意外なほど簡素に映ってしまいますが、スカラ座の前では何も文句が言えません(笑)。現在はもちろんシーズンオフ。いつかここでオペラを観てみたいものです。

中心部を走るトラムには、このようなオールドタイマーのものも見かけました。これがまた重厚な町並みによく溶け込んでいていいのです。そしてその後は、ドゥオーモ前のセルフサービスレストラン”Ciao”で時間の許す限りゆっくりと夕食をいただき、ミラノ中央駅での一夜に備えたのでした(笑)。それについては最初に書いた通りです。

短い滞在でしたが、イタリアに行くと私はいつも英気が養われたような気分になります。生きている限り、機会さえあれば何回でも行きたいと思うのが私にとってのイタリアという国です。



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2 Responses

  1. lignponto
    lignponto at · Reply

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    まだ行った事の無いイタリアが知れて良かったです。

    私もいつの日か行ってみたいです!!

  2. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >lignpontoさん
    そうですか、それはよかったです。
    私はイタリアは小さめの町の方にこそ、そのすばらしさがあるのではと思っています。大きな町ではナポリが好きです。

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