いわゆる受動喫煙(Passivrauch)防止への関心がドイツでも高まる中、一昨日連邦議会の請願委員会でこの議題が取り上げられました。普段は非公開の同委員会ですが、政治家に喫煙者が多いということで、議論が公平に行われるようにとの意図から異例の公開討論になったそうです。1月16日の紙面より。
Lexikon: Petitionsausschuss(請願委員会)
Jeder Brief mit einer Bitte oder einer Beschwerde an den Bundestag landet zunächst beim Petitionsausschuss. Unter einer Petition versteht man das Beschwerderecht eines Bürgers. Dieses Recht hat durch Art. 17 Grundgesetz jedermann. Der Ausschuss prüft die Petitionen und holt eine Stellungnahme des zuständigen Organs der Bundesregierung ein. Ist der Sachverhalt geklärt, legt der Petitionsausschuss dem Bundestages eine Empfehlung für die Behandlung der Petition vor. Der Beschluss des Bundestags ist für die Bundesregierung zwar unverbindlich, gilt aber als eine Art Empfehlung. 2005 hatten sich 465 000 Menschen an den Petitionsausschuss gewandt.
訳)連邦議会への請願や苦情を伴うあらゆる手紙は、まず請願委員会に届けられる。“Petition“とは、国民の異議申し立ての権利と解される。この権利は、基本法第17条によって全ての人が有している。この委員会は請願を審査し、連邦政府が管轄する機関の態度決定を得る。実態が解明されると、請願委員会は連邦議会にその請願を論議するための推薦状を提出する。連邦議会の決定は連邦政府への拘束力は持たないものの、一種の推薦として通用する。2005年は46万5千人が請願委員会に依頼をした。
●サッカー元ドイツ代表のゼバスティアン・ダイスラーが27歳で現役引退というニュースを、今朝の新聞で知りました。私がドイツに来た頃、ダイスラーは地元のベルリンにとってだけでなく、ドイツサッカーの希望の星という扱いでした。あのバラックよりも、当時は注目されていたんです。しかし、度重なる怪我で日韓W杯をふいにし、バイエルン・ミュンヘンに移籍後は今度はうつ病に。2005年のコンフェデ杯でいいパフォーマンスを見せたので今度こそはと期待していたんですが、またもや大きな怪我をして地元のW杯も出場断念。結局このまま引退・・・あれだけの才能に恵まれながら、ここまで不運な選手もそういないかも。何度くじけようがいつかは大きなことをやってくれるんじゃないかと心の中ではずっと応援してきた選手なので、本当に残念です。
●日本に一時帰国していた友達が、”Music Calender 2007″というカレンダーをお土産に持って来てくれました。ひとコマ漫画家の小澤一雄さんという方が、クラシック音楽関連の記念日をイラスト付きで紹介しており、365日全て手書きというのがすごい。眺めているだけで楽しくなってくるカレンダーです。
●今年はドイツ語の本も読もうと、ずっと前に買って読みかけのままだった”Russendisko”という本を手にとって読んでいます。ベルリンが題材のエッセーなので、かなり面白いです。筆者はプレンツラウアーベルク在住のWladimir kaminer。ドイツ語の本にしては文章も平易な方なので、今度は最後まで読みきりたいところです。