特選ベルリン街灯図鑑(5) 「ヴァイデンダム橋」

ここしばらく、「ユダヤ人」や「壁」と重くて長い話が続いていたので、今回は久々に街灯シリーズの続きをお届けしましょう。さて、ここはどこかわかりますか?右手にテレビ塔とボーデ博物館が見えるこの橋といえば・・・
そう、フリードリヒ・シュトラーセ駅の北側に架かるヴァイデンダム橋(Weidendammer Brücke)です。1枚目の鉄の鷲を見てもわかるように、非常にプロイセンチックな重厚な橋で、実際に作られたのは1895年。現在の橋はおそらく戦後作り直されたものだと思いますが、オリジナルを踏襲しています。
橋の左右4箇所に立つ格子鉄塔の角ばった街灯がなかなか印象的です。現在は橋全体が文化財に指定されています。
ヴァイデンダム橋は文学とも縁が深く、例えばエーリヒ・ケストナーの『点子ちゃんとアントン』に出てくるほか、作家テオドール・フォンターネ(Theodor Fontane)は1840年12月に、この橋の上で奥さんのエミリエにプロポーズをしたのだとか。
参考:
フリードリヒ・シュトラーセ駅周辺のこの1年



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3 Responses

  1. Ken
    Ken at · Reply

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    これは国旗についてる鷲でしょうか?
    それと、「ベルリンてんこもり」ってカテゴリーができたんですね。
    もりだくさん。

  2. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >Kenさん
    >これは国旗についてる鷲でしょうか?
    鷲は古代ローマ帝国から皇帝のシンボルなんだそうです。神聖ローマ帝国も受け継いでいますよね。

    >それと、「ベルリンてんこもり」ってカテゴリーができたんですね。
    従来のカテゴリーに収まりきらなくなったので追加しました。このブログのごたまぜ感がさらに増したような・・・

  3. Til
    Til at · Reply

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    >この橋の上で奥さんのエミリエにプロポーズをしたのだとか。
    いいなぁ。そういうお話って。

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