カジミェシュを散策した後、世界遺産にもなっているクラクフの旧市街を歩きました。しかしすでに薄暗くなっていて、駆け足だったのがとても残念。これは14世紀に建てられた中央広場前の織物会館です。
広場を挟んで反対側の聖マリア教会。観光地化しているとはいえ、この周辺は中世の雰囲気をかなり残しています。
ところでクラクフの街は、ポーランドで開催される2012年のサッカー欧州選手権(ウクライナとの共催)に向け、至るところで舗装工事が行われていました。
未来に向けて街が動いている中で、こんなものも。
翌朝車の中から見えたこの不気味なビルの由来を、ヒロくんが教えてくれました。高さ92メートルのこの骨組みだけのビルは、元々はビジネスセンターとして社会主義時代の1975年に建設が開始されたものの、79年に財政上の理由で工事が中止。解体するにも膨大な費用がかかることもあって、なんと30年近くもこのままの状態で立っているのだとか。しかし、数年前にある会社がこのビルを買い取り、構想を変えつつも完成に向けて動き出しているようです。自分と年齢がほとんど変わらないだけに、このビルの今後は気になります。
19日の朝にクラクフ中央駅(Kraków Glówny)からベルリン行きの列車に乗ったのですが、ホームから少し離れたところにあるこの駅舎が予想外の見ものでした。
かつてバスターミナルだった駅の隣の敷地には、最近Galeria Krakowskaという名のショッピングモールが建ちました。こちらはH&MやSaturnなど、中身はベルリンのと大差ないのでわざわざ紹介する気にはなりません。
それとは対照的に、ノスタルジックな雰囲気の駅の窓口。
中でもびっくりしたのが、「ちょっとお茶でも」と思って入った待合室横のカフェの内装です。これはおそらく、クラクフがオーストリア領だった19世紀末から20世紀初頭にかけての建築ではないでしょうか。列車の発車の時間まで、カプチーノを飲みながら「中欧」の奥深さにしばし感じ入っていました。
少し間を置いて、旅の話はまだ続きます。
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建設中のビル、気になります。32年もそのままとは、気が長い。
このブログ左上隅のプロフィール写真クリスマスマーケットになってますね。
時々の模様替え、楽しみです。
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クラクフ、K響のヨーロッパツアーで行きました。たしか路面電車が通る度に揺れと音を感じるホールで弾いたんじゃなかったかなぁ。
この不気味なビルの今後はどんなかな。まさとさんならレポートしに行きたくなっちゃうのでは??
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この最後のカフェの写真、シンメトリーが美しい優雅な空間ですね。
ひととき、思わず魅入ってしまいました、、、
また、当然のことながら、世界遺産は誰もが知る知名度の高い場所だけに限ったことでははないんだと、改めて思い知らされました。
クラクフの旧市街、雪化粧が素敵ですね。
旅情を誘われます。
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>Kenさん
われわれ同じ世代としては、気になるビルですよね(笑)。
プロフィール写真はブログのタイトルに合わせて中央駅に関するものを使ってきましたが、これからはあまりこだわらないで、ちょくちょく変えてみようと思います。
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>Pukuさん
演奏旅行でこの街に行かれたんですか!
「路面電車が通る度に揺れと音を感じるホール」というので、雰囲気が伝わってきます(笑)。そういえばクラクフとK都は、古都という点でいろいろ共通するものがあるのかもしれません。
このビルの今後は、確かに気になりますね。次回訪問時の楽しみの一つです。
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>Ayaさん
あのカフェはAyaさんにはぜひお見せしたかったです。駅の中にあるというのも驚きでした。確かにガイドブックには載っていないかもしれませんが、あのカフェのお陰でクラクフ滞在の最後の一幕がより味わい深いものとなりました。
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聖マリア教会の写真、家で発見! しかもほぼ同じ角度で!!。
娘がこの夏にワルシャワでピアノを学んでいた際、クラクフへ小旅行した
時のものです。
↑の写真を見て、娘も「すっご~い!雪景色になってる~」と大喜び。
とても感慨深げに眺めていました。
雪の聖マリア教会、本当に美しいですね。
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>bachさん
喜んでいただけてうれしいです。
夏とは雰囲気が全く違うことでしょうね。まだ4時なのに薄暗くなっていて、でもうっすらと雪がかかった情景は趣がありました。教会の中に入れなかったのが残念です。