Finowstr.にて(6月4日)
私が住むクロイツベルク地区の正式名称は、「フリードリヒスハイン・クロイツベルク(Friedrichshain-Kreuzberg)」といい、2001年から東側のフリードリヒスハイン地区と合併されている。私はクロイツベルクの西端に住んでいるので、フリードリヒスハイン方面に行くことは普段あまりないのだが、先月初頭のある天気のいい夕方、この地区を散歩してみた。
U5のSamariterstraßeの駅で降り、住宅街の中を歩いて行く。
この日、フリードリヒスハインにやって来た1つの目的は、ブログを通して知り合った写真家&グラフィックデザイナーの大洲大作さんの写真展を観ることだった。ギャラリーのオーナーの女性はあいにく不在だったが、ドイツ人とカンボジア人のハーフというゾフィーさん(写真左)が、いろいろお話を聞かせてくれた。
大洲さんの写真展”Illusions of the sea”は海がテーマ。大阪、富山、東京、秋田、青森、モロッコ、ニース・・・私が生まれ育った横須賀のような温暖な海ではなく、寂寥として厳しく、それでもどこかで希望を感じさせる海の数々にしばし見入った。この写真展は7月31日まで。ぜひお立ち寄りください。
magenta – galerie und photographische werkstatt
Mittwoch bis Freitag 13 bis 19 Uhr und nach Vereinbarung
Finowstrsse 8a, 10247 Berlin-Friedrichshain
Tel: 030-29 04 44 68
大洲さんのHPとブログ
写真展を観た後、オスト・クロイツ駅方面に向かってぶらぶら歩く。Traveplatzの公園では、子供たちが元気に水鉄砲遊びをしていた。水を鉄砲に入れて、準備をしているところらしい^^;)。
HolteistraßeとWühlischstraßeの角のベルリンをテーマにした落書きアート(?)は、なかなか気合が入ったもの。この前を時折トラムが通り過ぎてゆく。
それまでは閑散とした住宅街だったのが、オスト・クロイツ駅につながるSonntagstraße(直訳すると「日曜日通り」)に入ると、急にカフェの数が増えてにぎやかになる。好きなケストリッツァー(Köstlitzer Schwarzbier)を飲みながら、しばらく読書。ベルリンでのこういう時間の流れ方が大好きだ。
日曜日通りをさらに歩くと、レンバッハ広場(Lenbachplatz)にぶつかる。この公園の雰囲気もとてもいい感じ。クロイツベルク同様、若い人の割合が高いようだ。
公園の向こうにオスト・クロイツ駅の給水塔が見えてきた。次回は、この駅を5月に紹介したときとは違う角度から歩いてみます。
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「・・・の車窓から」みたいになってきましたね。
トラム通りのベルリンの絵はわたしも「おっ!」と思いました。
最近、向かいの「Die Turnhalle」に行く時に初めて知りました。
Zelleの絵も模写してありますね。
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>ウメさん
落書きがアート、と言うとちょっと語弊がありますが、ベルリンにはアパートの壁一面を使って描いているものなどときどき見かけますよね。よく考えるなあと思います。
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大洲さんの写真と文章、素敵ですね。
海の写真には私も見入ってしまいました。
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paukenschlagzeugです。いつも素敵な写真と記事をありがとうございます。この美女二人にも見とれてしまいますが、私は右側の絵はがきスタンドを懐かしく思いました。ドイツ(に限らずでしょうけど)で至る所にたくさんあるこの絵はがきスタンド、気軽に書いて投函するというすばらしい習慣は、日本ではなかなか実現出来ません。うらやましい限りです。貴ブログの写真にも絵はがきにしたら、と思うものが多く、いつも楽しく、気持ちよく拝見しています。これからもよろしくお願いします。
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>Tsu-buさん
ブログの写真も素敵ですよね。自分もこういう写真を撮りたいなあと憧れますよ。
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>paukenさん
うれしいご感想をありがとうございます。
絵葉書スタンド、確かに日本ではあまり見かけないような気がします。自分がベルリンに来た当初は、絵葉書をよく書いていたものですが、自宅にパソコンが入ってからはすっかり筆不精になってしまいました。あれはもらうとうれしいものですよね。旅に出たらまた書こうと思います。