たまに日本に帰ってくると、いつもながら真っ先に本屋に向かってしまう。できるだけ多くの本をベルリンに持って帰ろうとすると、どうしても新書か文庫本が中心になるが、それでも本はかさばる。もう少し楽に運べないものだろうか・・・。
最近、永井荷風が、そのライフスタイルも含め再び注目されているらしい。
東京をよく歩き、舞台に書いた人として、私も大変興味があるので、まず「荷風随筆集(上下)」と「墨東綺譚」(岩波文庫)を、関連本として「荷風語録」と「大正幻影」(川本三郎著、岩波現代文庫)を買った。これはベルリンに戻ってから、カフェでゆっくり読もうと思う(日本では落ち着いて本を読める場所が少ない。時間の流れ方のせいもあるかもしれない)。
久々に寄ったブックオフでは、街歩き(路上観察)ものの古典(?)、「パリ 旅の雑学ノート」(玉村富男著、新潮文庫)を購入。
ちくま学芸文庫から、「武満徹 エッセイ選」(小沼純一編)というのが出ていたので、即購入。新潮社から出ていた武満の著作は、大型サイズの上高価だったので、文庫での再登場は大変うれしい。今月同時発売の「言葉を育てる―米原万里対談集」と「カフカ・セレクション」も買って帰ろうと思う。
最近、書店や雑誌で佐藤勝という名前を本当によく目にする。遅ればせながら、デビュー作の「国家の罠」(新潮文庫)を読む。驚くべき内容の本だ。近著の亀山郁夫氏との対談本、「ロシア 闇と魂の国家」(文春新書)も中身が濃そう。
そうこうするうちに、前々から一度読んでみたかった「ベルリン」(平井正著、せりか書房)全3巻が届く。父が古本サイトで調べたら、3冊で6000円の提供品を見つけ注文してくれたのだった(発売当時の定価は1冊5000円)。さて、この重い本をどうやってベルリンに持って行くか。1冊だけ持って帰ってもあまり意味のなさそうな本であるし・・・。平井正氏といえば近著の、「オリエント急行の時代」(中公新書)という面白そうな文化史の本も買う。やはり新書か文庫がありがたい。
ネコの箱詰 →
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こんにちは。日本の滞在、楽しんでいるようですね。
私もまずは本、です。
本と言っても、まさとくんとはジャンルが全然違いそうですけどね…。
前回は20キロを船便で送りました。
本だけで20キロではダンボールが壊れそうなので
ほかに軽めのお菓子なども詰めて。2カ月弱で無事届きましたよ。
貴重な本でしたら、SALとかのほうが確実かもしれないですけど。
船便なら20キロでたったの1万円です。高い航空券を買って
30キロ持ち帰るよりお得だと思いました!
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マサトさん,日本をお楽しみのようですね! 私は今モスクワです. 当地の古本屋店に行き,ソ連時代の本を漁っていますが,いかんせんロシア語の本を読み切る能力がないので,もっばら写真集ばかりがターゲットになっています. ここモスクワは現在,黄金の秋と呼ばれる木々が色ずくすばらしい季節です. マサトさんも日本の初秋をお楽しみ下さい.
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>Poppyさん
>船便なら20キロでたったの1万円です。
なるほど!船便だとそのぐらいで済むんですね。ありがとうございます。ぜひ参考にさせていただきますね!
しかし、そこまでしなくても、日本の本が海外でももっと手軽に手に入る状況にならないものかと思います。ネット環境がこれだけ発達しているのだから、その差が余計気になりますね。
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>la_vera_storiaさん
お久しぶりです!今はモスクワですか。相変わらずご多忙のようですが、la_vera_storiaさんには機会がありましたらいつかお会いしたいものです。 モスクワはいつかぜひ訪れたい街ですね。今は「ロシア 闇と魂の国家」でも読んで、知識を蓄えておくことにします。
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2006年ワールドカップの頃,一度コメント書かせて頂いた以来です.
サッカー情報を知りたくて訪問したブログですが,幅広い内容を楽しませていただいています.
本についてですが,アマゾンは日本の本を現地アマゾンから配達してくれると思いますよ.
もしかしたら日本とアメリカ・イギリス間だけかもしれませんが,試して見て下さい.
一時期イギリスに滞在していたので,アマゾンUKから洋書を購入していたのですが,今は日本のアマゾンで注文しています.
お役に立ったらと思い,書き込ませてもらいました.
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>まるまるさん
有益な情報をありがとうございます。何かの機会にぜひ試してみようと思います。今後ともよろしくお願いします!