In Wolgograd (ehemals Stalingrad), 1990
Foto: Wolfgang Krolow
昨年、「写真でたどるクロイツベルクの30年」で紹介したヴォルフガング・クローロフの新しい写真展が、現在クロイツベルクのクロイツベルク博物館で開催されています(1月4日まで。入場無料)。
「クロイツベルクとその向こうに」というタイトルのこの写真展では、1990年から91年にかけてのいわゆる「転換期」(Die Wende)に、クローロフがライフワークにしているベルリン・クロイツベルクの他、ヴォルゴグラード(旧スターリングラード)やアルバニアでの日常風景を収めた写真が展示されています。突如意味をなさなくなった壁の周りで遊んでいる子供たち、そして新しい体制への期待感を胸に抱くソ連の人々、などなど。
私にとってヴォルフガング・クローロフという人は、クロイツベルクの奥深さを教えてくれた写真家であり、同時に近所に住む隣人でもあります。数年前に大病を患い今は車椅子での生活だそうですが、オープニングには元気にその姿を見せていました。1月4日までの開催なので、興味のある方はお早めにどうぞ。
Kreuzberg Museum
für Stadtentwicklung und Sozialgeschichte
Adalbertstraße 95A
10999 Berlin-Kreuzberg
Tel. 030/50 58 52 33, Fax 030/50 58 52 58
Mi bis So 12-18 Uhr
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現在世界中で開催されている数多の写真展の中で、
僕が最も見てみたいのがこの写真展です。
ベルリン在住のマサトさんが、羨ましくてなりません。
ウォルフガング・クローロフ氏にも
晩年の土門拳氏の様に頑張ってもらいたいです。
よい年をお迎え下さい!
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Takoraさん
コメントありがとうございます。クローロフ氏のことはTakoraさんとの関わりの中で、またいつかご紹介できたらと思っています。近所に住んでいながら、ようやく直接お会いすることができたのはうれしかったです。 私も、彼が撮る21世紀のクロイツベルクを見たいです。