最近話題になっている戦後最大規模と言われるドイツの景気対策に関する記事です。1月13日の紙面より。
Lexikon: Kalte Progression(冷たい累積)
Die kalte Progression wird auch als schleichende Steuererhöhung bezeichnet. Sie bewirkt, dass Arbeitnehmern nach einer moderaten Gehaltserhöhung oft weniger Geld bleibt als vorher. Schuld sind das deutsche Steuersystem und die ständige Geldentwertung. Auf dem Lohnzettel steht zwar ein höherer Bruttobetrag, der wird über einen höheren Steuersatz aber auch stärker besteuert. Der Steuersatz fängt für Ledige mit 15 Prozent bei einem zu versteuernden Jahreseinkommen von 7 665 Euro an und beträgt bei 52 152 Euro 42 Prozent. Bei Top-Verdienern ist von 250 001 Euro an (Ledige) ein “Reichensteuer”-Satz von derzeit 45 Prozent fällig.
訳)「冷たい累積」は、「忍び足の(緩慢に進行する)増税」とも呼ばれる。それは、給与の穏やかな増額の後、労働者の手元に残る額がそれ以前よりしばしば少なくなるという結果をもたらす。責任はドイツの税制と絶え間ない通貨価値の下落である。給与明細書には高めの支給額が記されているが、税率が高くなり強めの課税もなされる。その税率は、税を支払った年収が7665ユーロの場合15%の独身者から始まり、年収が52152ユーロの場合は42%に達する。トップクラスの所得者の場合、250001ユーロの所得には(独身者)現在45%の「裕福者税」率がかけられる。
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貴HPは興味深い記事が満載で、愛読させていただいております。
「高めの税率(ein höherer Steuersatz)」についてですが、「・・・の独身者から始まる」のではないのではないでしょうか。私の解釈では、「そのような高めの税率は、独身者の場合だと、7665ユーロの年収に課される15パーセントから始まります」(mit etwas anfangenを重視して)。15パーセントは7665ユーロの年収にかけられるべき税率であり、独身者は、税込み年収(Brutto)が7665ユーロに達した瞬間、15パーセント税率が適用されてしまい、手取り(Netto)は7665×0,85ユーロになってしまう、そのため、給料アップが見せかけにすぎなくなる事もある、・・・と、記事の前半で紹介された現象を数値をいれ説明してるのでしょう。
税率が該当する方々は、正式の書類等を手にされているでしょうから、記事の解釈についてコメントをお送りするのは蛇足でしょうが(当方の解釈のほうが間違っている可能性もありますし)、気になったので投稿させていただきます。それでは今後とも面白い記事期待しています!
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はじめましてさん
ご指摘いただき、どうもありがとうございました。この後半の例を挙げた部分は、私の理解不足です。もう一度文章と照らし合わせて考えてみたいと思います。