ベルリンでは夏と冬の年2回、”Lange Nacht der Museen”(「ミュージアムの長い夜」)という催しがすでに定着しているのですが、その劇場版が今夜初めて開催されることになりました。題して、”1. Lange Nacht der Opern und Theater“。
HPのリストを数えてみたところ、参加する劇場の数は51(うちオペラ劇場はノイケルン・オペラ含めて4つ)にも上るので、これはもう大変な規模です。人形劇、子供劇、シャンソン、ミュージカル、オペラ、アバンギャルドな演劇、朗読、カバレット、ダンスなど何でもあり。19時から深夜1時まで、各劇場は独自のプログラムを組んでおり、それぞれが30分単位なのでいくつもの劇場をはしごすることが可能です。
劇場間は、州立歌劇場横のベーベル広場から10~15分おきに出るシャトルバスで結ばれます。チケットは全ての催しに参加できて15ユーロ(学割10ユーロ)。貧しくてもこういうことが実現できるベルリンはやはりすごい。オープニングにはヴォーヴェライト市長も見えるそう。今週末のおすすめです。
SECRET: 0
PASS:
>それぞれが30分単位なのでいくつもの劇場をはしごすることが可能
これは面白そう!!
はしごは得意技(笑)ですし。
ベルリンの劇場は、まだ州立歌劇場に行っただけなので、ドイチェオパーやコミッシェオパーにも行ってみたいし、人形劇やカバレットも楽しそう・・・。こういう催しのある時に、是非またベルリンを訪れてみたいです。
とりあえず、今はその時に備えて・・・5月3~5日、東京でのラ・フォル・ジュルネで国際フォーラム内を、華麗に瞬間移動してきます。
SECRET: 0
PASS:
ベルリンの文化レベルの高さがうらやましい!東京もせめて月に1日でも「公立美術館無料の日」なんて設けてくれるといいのにと思います。
観劇の報告を楽しみにしています。
SECRET: 0
PASS:
bach!!さん
今回の劇場イベントはなかなか好評だったようなので、2回目以降もあるのではないでしょうか。その時はよかったらご連絡しますよ。GWは楽しみですね。華麗な瞬間移動の成果を楽しみにしています(笑)
SECRET: 0
PASS:
Tsu-buさん
>東京もせめて月に1日でも「公立美術館無料の日」なんて設けてくれる
>といいのにと思います
こういうことを実施しているホールや劇場は単独でたまに見かけますが、1つの町ぐるみでとなると、なかなか難しいのでしょうか。
>観劇の報告を楽しみにしています。
ここのところ忙しすぎて、紹介しておきながら結局行っていません。期待させてしまい申し訳ないです。月曜の文化面トップで、早速このことが紹介されていました。2万人以上もの人が訪れ、来年4月には第2回が行われるそうですよ。
SECRET: 0
PASS:
おぉ!これはおもしろそう!Museumの徹夜イベントは結構あちこちでやってますが、劇場とは考えましたね。次回はぜひこれ目当てにベルリンに行きたいです。それにひょっとしてこのチケットでベルリンの電車・バス乗り放題だったり?(→でないと移動できないですよね)
ドイツは各都市に劇場やオーケストラが点在してるのですが、一つの都市にこれだけ(それも個性的なのが)揃っているのは、ベルリンだけですね。だからこその企画なのでしょう。市立劇場一個だけのとこでやっても、普通の上演と変わりませんからね(笑)
SECRET: 0
PASS:
うのっちさん
たくさんのコメントありがとうございます!来年4月10日の第2回目の開催が決まっているそうなので、それに合わせてベルリンに来るのもいいでしょうね。
>それにひょっとしてこのチケットでベルリンの電車・バス乗り放>題だったり?
シャトルバスはもちろんできますが、そこまではどうでしょう?ベルリンもBVGもお金ないですからね。
SECRET: 0
PASS:
Masatoさん、お忙しく活躍のご様子、何よりです。
連休のラ・フォル・ジュルネ東京、満喫できました。こちらはだいたい45分単位、フォーラム内なので移動も楽と思いきや、大混雑の中、建物を上がったり下がったり、結構大変!腰痛なんて言っていられない(笑)。
素晴らしいベルリンの劇場と違って、まともなCホール以外は微妙な音響・・・(涙)。特に会議室での公演は演奏家も可哀想・・・。
それでも、悪条件を乗り越えてのレベルの高い演奏で、感動の連続!!
祭りということで心配された観客のマナーも、まずまず。充実の2泊3日でした。
そこで、図々しくもこの場をお借りして、私のベスト5の発表・・・・。
SECRET: 0
PASS:
① ラドゥロヴィッチ(Vn)によるバッハのコンチェルト2番と1番。驚くべきハイテンションの、凄まじい演奏!圧倒されました。割れんばかりの拍手!! 今後大ブレイク間違いなし。
② センペ(Cem)/カプリッチョ・ストラヴアガンテによる、マレとクープランの室内楽。これもびっくり仰天の完璧な演奏。こんなにフランスバロックが面白く聴けるとは・・・。曽根麻矢子さんが、いまだにセンペに学んでいるというのも納得。
③ アンタイ/ル・コンセール・フランセによるバッハのカンタータ93番。ほとんど聴くチャンスのない名曲を、斬新な演奏で大満足!
④ ピエルロ/リチェルカーレコンソートによる、バッハのト短調ミサとマニフィカト。柔らかく心に染みいるとても美しい演奏。
⑤ ベルリン古楽アカデミーによるバッハ/管弦楽組曲第3番。ティンパニーがとてもユニーク。他の古楽アンサンブルとはひと味違うフレッシュなバッハに感激!
次点は、鮮やかな即興演奏と面白トークで、音楽祭を盛り上げてくれた小曽根真(pf)、といったところかな?(長文、失礼いたしました。)
SECRET: 0
PASS:
bach!!さん
ラ・フォル・ジュルネ東京の詳細な報告、どうもありがとうございました!
しかもベスト5まで(笑)。最近まったくと言っていいほど、演奏会に行けていないので、bachさんのお話で気分だけでも存分に味わいました。今度CDを探してみますね。
私の方はいまさらながらですが、バッハの平均律にはまっています。汲めども汲めども魅力のつきない芸術ですね。仕事中のささやかな慰めになっています。