最近発売されたCoyoteという雑誌に、「ひとつの駅のふたつの世界」というタイトルのルポルタージュを書かせていただきました(大分後ろの方のページです)。夏に『コヨーテ』の編集部の方から執筆のご依頼をいただいたとき、恥ずかしながらこの雑誌の存在は知りませんでした。でも、出版元の「スイッチ・パブリッシング」という名前にはピンときました。学生時代、好きでよく眺めていた沢木耕太郎の『天涯』という写真集を出していた出版社だったのです。他にも一時期よく読んでいた藤原新也や池澤夏樹といった書き手も、ここから本を出されており、不思議なご縁だなあとうれしくなりました。
旅心にいざなわれる1冊です。今回の特集の「スペイン彷徨」の終着点、サンチャゴ・デ・コンポステーラは11年前私が初めてヨーロッパを訪れたときの街。懐かしさとともに、ダイナミックな美しい写真の数々に圧倒されました。ご一読いただけると幸いです。
COYOTE No.39
フランスからスペインのガリシア地方まで約1500キロ続く道がある。サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼の道だ。悠々と自然のなかに身を置き、未だ見ぬ聖地を目指して前へと進むとき、人は何を想うのだろう。千年以上前から人々を魅了してやまない巡礼の道を歩く
2009年10月10日発売 価格1470円(税込)
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はじめまして。
coyote No.39の記事を拝見しました。大変興味深い記事でした。
Coyoteらしい?マニアック?な記事でした。
ベルリンの壁を別の「角度」から見させて頂きました。
私はCoyoteは創刊号から持っておりまして・・。最近の雑誌の中では硬派で読み応えのある雑誌です。
ベルリンといえば、テクノ・ポップの祭典「Love Parade」というイベントに憧れておりましたが、今は開催されていないようですね。話題が逸れました。
では。唐突に失礼いたしました。
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soraさん
ご感想どうもありがとうございます。
Coyoteとは、今回書かせていただく際に出会ったのですが、大変いい雑誌ですよね。こういう旅雑誌なら、日本にいたら私も毎回買っていただろうと思います。
「Love Parade」は、ベルリンで開かれなくなってもう久しいです。簡単にはなくならないだろうと思っていたのですが、ふと消えてしまいました。