ベルリンの大きな工事現場というと、昔壁があった境界線沿いや旧東というイメージが強いですが、最近はかつての西ベルリンの中心地も盛んになってきています。数日前、そばを通りかかったら大分建設が進んできていて、思わずカメラを取り出して何枚か収めておきました。
その場所とはツォー駅前の、ハルデンベルク通りとカント通り、ヨアヒムスターラー通りがちょうどぶつかる三角地点。カイザー・ヴィルヘルム記念教会のすぐ西側になります。ここに以前何の建物があったのか、もう思い出せなくなっています。
では何が建つのかというと、Zoofensterという名の118メートルの高層ビルで、高級ホテルやオフィス、アパートなどがこの中に収まる予定だそう。ベルリンにまた1つ、しょうもない(というと語弊がありますが)商業施設が増えることになります。もっとも、そう感じているのは私だけではないようで、モルゲンポスト紙はこちらの記事で「シティウェストでもっとも醜く、同時にもっともVIP級の領域に向けて建設が動き出した」と書いています。
そういえば、ツォー駅のすぐ裏手に欧州最大級の観覧車を造るというプランがあるのですが、最近とんと聞かなくなりました。不況の影響で、ホテルや商業施設の建設プランがいくつか取りやめになったという記事を今年に入って読んだので、ちょっと気にはなります。
ツォーフェンスターは来年初頭に完成予定。