少し時間が経ってしまいましたが、先月30日、Hotel Bogotaで行われた、末宗美香子さんの展覧会のオープニングの様子をお伝えしたいと思います。
18時半から朝食ルームで、独日協会のシュミットさん、Bogotaのオーナーのリスマンさん、日本大使館の菅谷さんが挨拶されました。最後にピアノとヴァイオリンの演奏も。
その後、来場者は吹き抜けのLichthofがある階に上がり、末宗さんの作品と対面することになります。製作段階からその様子を見てきた者としては、感慨もひとしおでした(製作中の様子はこちらより)。壁に固定されている絵もあれば、屋根からつり下げられている絵もあり、人間のような、動物のような独特なキャラクター。どこかユーモアのあるものから、ちょっとおっかないものまで、全てが渾然一体となってひとつの世界を形作っていました。
オープニングとしては大盛況だったと思います。ブログの記事を読んで来てくださった方もいて、うれしかったです。末宗さんのご両親や横須賀市在住のお友達も見えていて、面白い出会いもありました。
天井から吊るされた作品は、風に吹かれてゆっくりと回転します。それがどこか踊っているように見えて、自分まで末宗さんの世界の「住人」になったような気分も楽しみました。
「Mori wo kakenuke tadoritsuku」と題されたこの絵を見て、思わず「《魔笛》のパパゲーノみたい」と言った人がいたそうです(末宗さんは特にそういう意図はなかったようですが)。絵は春頃まで展示される予定です。ホテル・ボゴタの宿泊客でなくても、日中はいつでも見学可能なので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。