この数ヶ月、ほとんど更新できないまま、あっという間に5月に入ってしまいました。久々の更新の機会に、最近変化が著しいツォー駅周辺の様子をお届けしたいと思います。
2006年にベルリン中央駅が完成した後、長距離列車は通過するようになり、寂れた感がやや色濃くなったツォー駅ですが、いよいよこれから数年間に及ぶ大規模な改装工事が始まるようです。
カレーソーセージCurry36のインビスの横には、最近になってスタバのカフェスタンドもできていました。
右からようやく修復作業が終わったカイザー・ヴィルヘルム記念教会、最近50周年を迎えたヨーロッパセンター、昨年オープンしたビキニ・ベルリン。
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ツォー駅の北側にあるアメリカ・ハウスは、昨年秋、写真ギャラリーのC/O Berlinの展示会場に生まれ変わりました。この中にある細長いスペースのカフェは、なかなか居心地がいい場所なので、ギャラリーと一緒に改めてご紹介したいと思っています。
そして、最近解体が始まったのがこの建物。この中に入っていた店舗を思い出すと、バーガーキング、バックパッカー向けのホステル、花屋、両替所、スポーツバー、軽食のスタンド、エロティック・ミュージアム……。昼間から酔っ払いがたむろし、少々猥雑な雰囲気も漂う場所でしたが、こういう場所が今ツォー駅の周りから消え去ろうとしています。
クーダムとヨアヒムスターラー通りの角には、大きな写真パネルが置かれていました。1945年春の街の様子をとらえた特大の写真は、非常に迫力があり、現在の風景と比較すると、やはり胸に迫るものがあります。この「ベルリンの春」という野外展示は、ブランデンブルク門、ポツダム広場、アレクサンダー広場、ヴィッテンベルク広場など、市内の主要な場所で開催中。
記念教会の70年前と今。新聞やラジオでは、このところ連日のように、70年前に起きたベルリンの地上戦や強制収容所の解放などを思い起こさせるニュースが報じられます。5月8日のドイツの終戦記念日が近づいてきました。