大変遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
昨年を振り返ってみると、ポーランド(3月)、オーストリア(6月)、イギリス(9月)、そして義理の弟の結婚式参加が目的だったハワイ(9月)など、自分にしては外国への旅が続いた1年でした。このうち、9月初旬にイギリスを訪ねた時の成果が、岩波書店の『世界』2月号に「生への列車・キンダートランスポート2――エヴァとデジーに会う英国への旅」として最近形になりました。
これは同誌2017年3月号に寄稿したノンフィクションの続編にあたるもので、ヨークシャー地方在住のエヴァさんとロンドン在住のデジーさんという2人の90代のユダヤ人女性へのインタビューを中心にまとめました。知人のつてをたどって出会った方々ですが、奇しくもお2人ともベルリン出身。その後英国人となったエヴァさんとデジーさんは、どのような人生を歩んできたのか。そして、今の世界をどのように見ているのか。まさに時代の証言者ともいえる2人に直接お話を伺えたことは、私にとってかけがえのない経験になりました。ご興味がありましたら、ご一読いただけると大変嬉しいです。
2018年が皆さまにとって健やかな年になることを願っています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
中村真人さま
こちらの「キンダー・トランスポートの特集記事」、読了しました。掲載誌の『世界・2017年3月号、2018年2月号』も併せて読了です。時間を掛けた丁寧な取材で、読み応えがありました。時間があれば、その内容に就き、また別便(このサイトに付属のコンタクト欄から)連絡差し上げます。
お元気で。
Yozakuraさん
大変ご無沙汰しています。『世界』に寄稿したキンダートランスポートの記事をお読みくださったんですね。大変うれしいです。ドイツの歴史をめぐるテーマでは今後も書き続けていきたいと思っていますので、またお読みいただけると幸いです。
中村さま
昨夜、問合せ欄を借用して「感想・その1」を送信しておきました。お時間有りましたら、御覧下さい。お元気で。
Yozakuraさま
先日キンダートランスポートの記事の詳細なご感想をお送りいただき、ありがとうございました。なかなかゆっくりお返事する時間が取れないのですが、示唆を受けることの多い内容でした。取り急ぎお礼を申し上げます。
お手紙を拝見。
返信、有難うございます。先月、こちらの「連絡専用サイト」を通して2通、感想を投稿しておきました。ご覧頂けたようで、何よりです。
私の投稿も元はと云えば、中村さんの「キンダートランスポートに関して、公開公表された報告記事2件」に触発された感想です。
しかし原典となった中村氏の報告そのものが既に、混迷を深めつつある現代の国際政治とも、深部で繋がっている微妙な性格の「戦時体制下に於ける、国際的な民族疎開運動」を正面から取り扱っているだけに、
本来ならば、第三者の立場から気楽に綴っていける筈の「唯の感想文」にも、あれこれと気を遣ったものです。
中村さんの原文本体が、「キンダートランスポートの当事者達には、まず理解不能な日本語で書かれた特殊性」に保護されているだけに、感想文も、もっと気楽に書いて良い筈なのですが、
報告されている本題そのものと、児童や生徒の救出に参画したフレンド教会関係者の立場を考慮すれば、「気楽な感想文」と雖も、書き飛ばす訳にはいきませんでした。
時間があれば、予ねて言及しました「感想第三弾」は跳ばし、「感想・その第四弾」を投稿できるかと思います。期待することなく、お待ち下さい。お元気で。