この10月から、NHK Eテレの語学番組「旅するユーロ」シリーズのテキストで私の新しい連載が始まりました。これまでドイツ語講座には何度か書かせていただく機会がありましたが、今回はドイツ語に加えて、フランス語、イタリア語の3誌への同時連載になります。
10月から来年3月までの新講座の舞台は、リヨン(フランス)、トリノ(イタリア)、ミュンヘン(ドイツ)。これらのロケ地を鉄道で結べないかという編集部のアイデアから生まれた企画です。題して「ヨーロッパ鉄道紀行」。
小学生の時から宮脇俊三さんの鉄道紀行を愛読していた私にとって、今回のお仕事はとても嬉しく、特別な意味を持つものとなりました。
この春、パリを起点にミラノを経由してミュンヘンまで2回に分けて計16日間の旅をしました。旅先ではいくつかのトラブルにも見舞われましたが、古代からの交易路を鉄道で旅するのはヨーロッパ文明の歩みを直にたどるような面白さがありました。現地で出会った忘れがたき風景や味覚を読者の方々と少しでも共有できたらいいのですが、果たして・・・。
ちなみに、11月号までのラインナップは以下の通りです。
フランス語:「パリのターミナル駅巡り」(10月)、「パリの鉄道文化遺産を巡って」(11月)
イタリア語:「バルドネッキア」(10月)、「トリノ」(11月)
ドイツ語:「インスブルック」(10月)、「ツィラータール鉄道に乗ってアルプスの山々へ」(11月)
この「旅するユーロ」シリーズは、旅番組として見ても楽しめます。美しいカラー写真が豊富なテキストと合わせてお付き合いいただけると幸いです^^)。