教皇ベネディクト16世は先週、教皇に就任して以来初めて故郷の南ドイツを訪れ、大きな話題を呼びましたが、レーゲンスブルク大学での講義で引用した一節はイスラム世界に大規模な波紋を巻き起こしました。9月16/17日の紙面より。…
宗教に絡んだ話題が2つ続きます。9月14日の紙面より。 Lexikon: Rabbiner(ラビ) In Dresden werden heute die ersten Rabbiner in Deutschland s…

メーリンク広場近くの団地にて(7月16日) 「天使が降りた場所」の6回目、今回はクロイツベルクのメーリンク広場(Mehringplatz)を取り上げてみたいと思う。この広場は私の住むアパートから北に歩いて10分ほどの距離…
LexikonのコーナーはBerliner Zeitungの紙上から消えたと先日書いたばかりですが、実は場所を変えてまだ生き残っていました。すみません。 というわけで、これからも折に触れて訳していこうと思います。 これま…

Märkisches Uferにて(9月12日) 8月の中途半端な夏がうそのように、先週末からベルリンはすばらしい晴天が続いています。下の温度計を見ても、ここ数日の気温は完全に東京を上回っているのがわかりますし。これから…

Langenscheidtbrücke(9月8日) 「天使の降りた場所」も今回で5回目。これまでは比較的ベルリンの有名な場所が多かったですが、今後はかなりディープな場所も出てきます。とはいえ、どうか最後までお付き合いいた…

「ベルリン・天使の詩」のロケ地を訪ねるシリーズ、この映画を知らない方にも読んでもらえるよう書いているつもりですが、たまには気分転換をということで今日は別の話題を。最近見た舞台やコンサートの話です。 まずは“Tanz im…

Siegessäule(9月5日) おお こんがりと焼きあがった凱旋記念塔よ 幼き日々の 冬の砂糖をまぶされて。 ヴァルター・ベンヤミン「1900年頃のベルリンの幼年時代」より 映画「ベルリン・天使の詩」では、中年の天使…

Staatsbibliothek zu Berlin(9月4日) 「ベルリン・天使の詩」を見て、図書館のシーンを覚えていない人はいないと思う。荘厳な雰囲気と神秘的な音楽によって、「ベルリン・天使の詩」という映画に一種独自…

Funkturmにて(9月3日) ベルリンのシンボルといえば、前回お話したカイザー・ヴィルヘルム記念教会やブランデンブルク門と並んで、テレビ塔(Fernsehturm)を挙げる人は多いと思う。東ベルリン時代に建てられた高…

「ベルリン・天使の詩」の撮影地を巡るシリーズの第1回は、映画の流れに沿ってカイザー・ヴィルヘルム記念教会から始めたいと思う。この映画が、第2次世界大戦の廃墟のまま保存されている記念教会のシーンから始まるというのは、何かを…

ベルリンを舞台にした映画の中でもっともよく知られ、かつ今でも人気が高いのはヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督の「ベルリン・天使の詩」(1987年)ではないだろうか。壁崩壊直前のベルリンが舞台のこの映画をき…

Photo: dpa 2006年はザクセン州の都ドレスデンが誕生してから800年という記念の年で、800年祭が盛大に祝われています。昨年はフラウエン教会が再建されて世界的な話題を呼びましたが、この9月1日、戦争終結から6…

Ebertstraßeにて(8月30日、19時49分) 先日のクロイツベルク編に続いて、今回は昨日の夕暮れ時に散歩しながら撮ったポツダム広場周辺の写真をご紹介しましょう。時間の順に並べてみますので、刻々と移ろう空の表情も…

Berlin Jesus-Christus-Kirche(8月26日) 先週の土曜日、この前ご紹介した首相官邸を訪れた後、私はある教会に向かった。 「ベルリンのイエス・キリスト教会」と聴いてピンとくるクラシック音楽好きの…

先日のサシャ・ヴァルツに続いて、インタビュー記事を一つ訳してみました。 8月25日のBerliner Zeitung紙に掲載されていた「油田を持つ属国」というタイトルの記事で、アメリカの著名な言語学者ノーム・チョムスキー…
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