村上春樹さんがヴェルト文学賞を受賞
今夜は幸運にも、村上春樹さんのヴェルト文学賞の授賞式の場に居合わせることができた。村上さんのスピーチ「壁なき世界」は、1983年に初めてベルリンを訪れたときの話から始まった。東ベルリンの国立歌劇場でモーツァルトの「魔笛」…
発掘の散歩術(51) -「ひとつの家」の実現に向けて-
9月14日、曇り空のブランデンブルク門前に行くと、大勢の人が集まっていた。「反ユダヤ人感情は我々を脅す」「我々の名を使って戦争をするな」「ロシアとの平和を!」などと書かれたプラカードを横目に見ながら中央へ行く。ちょうどベ…
ワールドカップ優勝記念パレード
サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は、ドイツの24年ぶりの優勝によって幕を閉じました。ドイツ中でお祭り騒ぎとなりましたが、その2日後の7月15日、首都のベルリンにはもう1つの特別なハイライトが用意されました。ブ…
アイ・ウェイウェイの展覧会“EVIDENCE”
今、ベルリンでは中国の現代美術家アイ・ウェイウェイ(艾未未)の展覧会“EVIDENCE(証拠)”が開かれています。同氏の個展としては世界的に類を見ない規模である上、4月3日のオープニングからわずか2週間で訪問者数が6万人…
ユニクロ・ベルリン店初訪問!
11日(金)に「ユニクロ」のドイツの1号店がオープンし、大きな話題を集めました。さすがの私もちょっと気になって、翌土曜日の夕方に様子を見に行ってきました。 オープン直後だったことを差し引いても、何だかとても不思議な光景で…
ベルリン・東京友好都市提携20周年
2月21日、ベルリン市と東京都の友好都市提携20周年の記念式典が赤の市庁舎の大ホールにて開催され、日本とドイツの関係者が多数参加しました。 ベルリンと東京は近代都市として発展した後、第2次世界大戦で甚大な被害を受け、そこ…
発掘の散歩術(43) -ベルリンでスタートアップ!-
ベルリン関連のニュースで、少し前くらいから「スタートアップ」という言葉を頻繁に耳にするようになった。IT系ベンチャー起業の拠点として、欧州の中で今ベルリンが注目されているのだそうだ。 と、言葉を並べてみても、ピンとくる方…
「水晶の夜」事件から75年
昨日の夕方、クーダムから伸びるタウエンツィエン通りを歩いていたら、いくつもの商店のショーウィンドウに、割れたガラスをモチーフにした透明のシールが貼られているのに気付きました。 このことを今日ブログで紹介しようと思っていた…
ホテル・ボゴタ終焉の危機
現在、ベルリン西地区の目抜き通り「クーダム」ことクアフュルステンダムを歩いていると、周辺一帯が急激な変化の渦中にあるのを実感します。昨年、ツォー駅近くに高層ビルが完成し、5つ星ホテル「ヴァルドルフ・アストリア」が開業。ま…
「破壊された多様性」について考える年
今年に入ってベルリンへ来られた方は、街の多くの場所で赤と黒を基調としたインパクトの強い展示ポスターをご覧になったことがあるのではないでしょうか? そこには必ずこう記されています。「Zerstörte Vielfalt(破…
東日本大震災から2周年を迎えて
東日本大震災から2周年を迎えた週末にかけて、ベルリンでは多くの関連行事が開催されました。私が取材した中から、2つの行事をご紹介したいと思います。 3月9日の昼に、ブランデンブルク門に面したパリ広場で「さよなら原子力ベルリ…
驚きのトンネル強盗事件の行方は?
つい先日、新聞に地下トンネルらしき写真が大きく掲載されました。厚さ50センチはありそうなコンクリートの壁をくり抜いた穴の向こうに、トンネルが奥へと続いています。天井を木の柱で補強するなど本格的な造り。一見して、素人が簡単…
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