上棟式を迎えたベルリン王宮
6月13日と14日の週末、「フンボルト・フォーラム」として再建中のベルリン王宮が一般に公開され、多くの市民が訪れました。 今回の一般公開は、建物の基本構造が完成したことで前日の12日に行われた上棟式(Richtfest)…
発掘の散歩術(59) – 70年目の「解放」の日、ドイツ・ロシア博物館にて –
5月8日の終戦記念日の夜、ベルリン東側の郊外リヒテンベルク区にあるドイツ・ロシア博物館を目指した。ドイツ鉄道(DB)のストライキのため、通常の最寄り駅であるSバーンのカールスホルスト駅を避け、地下鉄のティーア・パーク駅か…
旧カール・マルクス書店が文学サロンに
社会主義時代の巨大なアパートが建ち並ぶカール・マルクス大通り(Karl-Marx-Straße)に、かつてその通りと同じ名の本屋がありました。東独時代、東ベルリン最大規模の売り場面積を誇り、その充実した品ぞろえから、東側…
発掘の散歩術(56) -「隔絶された場所」ホーエンシェーンハウゼン-
アレクサンダー広場からトラムM6に乗って東へ走る。プラッテンバウと呼ばれる旧東独の典型的な高層アパートの風景が広がる中、やがて電車はゲンスラー通りの停留所に到着。目の前の真新しいショッピングセンターとは対照的に、その裏手…
発掘の散歩術(48) -巨大リビングで楽しむワールドカップ-
サッカースタジアムの芝生に所狭しと並んだ無数のソファ。人々はまるで自宅のリビングにいるようにくつろぎながら、スクリーンに映し出されるブラジルでの試合に見入る……。 ワールドカップ開幕後、ベルリンでのそんなユニークなサッカ…
王宮広場の現在
今日はミッテにあるハンス・アイスラー音大に久々に足を運ぶ機会がありました。M48のバス停Fischerinselを降り、ブライテ通りを歩くのは久しぶりです。その突き当たりが王宮広場(Schloßplatz)。昨年夏にご紹…
発掘の散歩術(42) -生を見つめ直すクレマトリウム-
プロテスタント教会の暦では、第1アドヴェントの直前の日曜日を死者慰霊日(Totensonntag)と呼ぶ。毎年この日、ベルリンにある2つの火葬場が一般公開されるのが定例だそうだ。その数日前、たまたまそのことを地下鉄のテレ…
ベルリン王宮の再建始まる
このブログを始めた2005年から折に触れて、ベルリンの王宮広場の移り変わりをお伝えしてきましたが、この6月、ついに王宮の再建工事が始まりました。冒頭の写真は昨年4月の様子。この数年間、芝生が敷かれ市民の憩いの場だった旧共…
近代化の最中のオストクロイツ駅
久々に変わりゆくベルリンの風景をお届けしたくなりました。まずは、あのオストクロイツ駅。2008年から折りに触れて変化の様子をブログで紹介してきましたが(下の「Ostkreuz」のタグをクリックすると、ご覧いただけます)、…
発掘の散歩術(16) – マルツァーンの世界庭園 –
今年6月、皇太子殿下のドイツ公式訪問の際、「おや」と感じたのが、マルツァーンの保養公園(Erholungspark Marzahn)がベルリンでの日程に含まれていたことだった。日本の皇太子と旧東独の郊外の団地街の象徴であ…
発掘の散歩術(15) -ケーペニックともう1つの「キーツ」-
ベルリン中央駅から東にSバーンで30分ほど、シュプレー川とダーメ川がちょうど交わる地点に位置するケーペニックは、ベルリン在住の人も「観光」目的で一度は訪れる価値のある町だ。ここには中世の城塞都市だった頃の面影がいまだ濃厚…
発掘の散歩術(4) – 出発進行!子ども鉄道 –
ベルリンの中心部から東のエルクナー(Erkner)行きのSバーンに揺られること約30分、ヴュールハイデ駅で降りると、跨線橋を隔てた向こうにもう1つ小さなホームが見えた。 「ヴュールハイデ公園鉄道」と書かれたホームに立って…
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