BZ Lexikon(16) 「化学殺虫剤」

ドイツ在住の方は知っておいた方がいい話です。11月29日の紙面より。
Lexikon: Pestizide(化学殺虫剤)
Pestizide oder Schädlingsbekämpfungsmittel sind Substanzen, die Schädlinge töten sollen etwa Insekten, Gräser, Vögel, Nagetiere, Fische, Pilze. Oft werden sie als “Pflanzenschutzmittel” eingesetzt. In Deutschland sind etwa 250 Wirkstoffe zugelassen, 30 000 Tonnen werden jährlich verbraucht. Pestizide reduzieren die Artenvielfalt auf Wirtschaftsflächen. Ihre akuten Wirkungen auf Organismen sind gut untersucht, Wissensdefizite existieren bei den Langzeitwirkungen. Es gilt als wahrscheinlich, dass Pestizide in geringsten Mengen Allergien und Krebs auslösen können.
訳)Pestizide(化学殺虫剤)、またはSchädlingsbekämpfungsmittel(有害生物駆除剤)は、昆虫、草、鳥、ネズミなどのげつ歯類の動物といった有害生物を殺す物質である。それらはしばしば、「農薬」として使用される。ドイツでは約250種類の作用物質が認められており、年間3万トンが消費される。化学殺虫剤は農地での(動植物の)種の多様性を減少させる。殺虫剤の生物へ及ぼす緊急作用は詳しく研究されているが、(一方で)長期的な作用については知識が不足している。おそらく、化学殺虫剤は微小の量でもアレルギーや癌を引き起こしうるだろうと言われている。
(言葉の背景)
環境保護団体の「グリーンピース」がこの秋、ドイツの主要都市で行った調査によると、LidlやRealといった大手のスーパーで売られている野菜果物類の中に、発がん性の危険のある化学殺虫剤が少なくない頻度で見つかった。特に危険なのは、Traube(ブドウ)、Pfirsich(モモ)、Kopfsalat(レタス)。逆にほぼ心配する必要がないのが、Karoten(ニンジン)、Paprika(ピーマン)。この調査の結果については、www.einkaufsnetz.org でご覧になれます。
ちなみにこの記事のタイトルは、”Nur Bio-Produkte sind unbedenklich(心配がないのはBio製品のみ)”。スーパーで買い物をする時は念頭に入れておいた方がいい話ですね。

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