「パナマ運河」 BZ Lexikon(130)

世界史を勉強すると必ず習うパナマ運河が今日のテーマです。 10月24日の紙面より。 Lexikon: Panama-Kanal(パナマ運河) Schon Kaiser Karl V., Herrscher über Sp…

ロマン派の交響曲2題 - ラトル指揮ベルリン・フィル -

ロマン派の交響曲2題 – ラトル指揮ベルリン・フィル –

サイモン・ラトルとベルリン・フィルのコンビによる、意外とお目にかからない、だが素敵なカップリングによるロマン派の交響曲2曲を聴いた (10月20日。フィルハーモニー)。 前半はシューマンの交響曲第4番で、珍しい初稿版であ…

ベルリンの紅葉巡り

ベルリンの紅葉巡り

Potsdamer Brückeにて(10月23日) 今日の午後、自転車に乗っていたら、通りの木々の色合いがとても美しくなっていることに気が付いた。昨年、ウンター・デン・リンデンの紅葉ならぬ黄葉について書いたのは11月の…

「イード・アル・フィトル」 BZ Lexikon(129)

外国に住んでいると、日本の祝日に対する記憶がどんどん曖昧になっていく一方で、世界には実に多くの祝日やお祭りがあることを知らされます。イスラム諸国では、間もなくラマダンが開けるようです。10月23日の紙面より。 Lexik…

鉄橋の墓場 - 天使の降りた場所(14) -

鉄橋の墓場 - 天使の降りた場所(14) –

Yorckbrückenにて(10月12日) この「天使の降りた場所」も、かれこれずいぶん長いシリーズになってきました。一体あといくつ書きたい場所があるのか数えてみたら、まだ8箇所もある。来月日本に帰るまでに何とか書き終…

M.ショスタコーヴィチ指揮のD.ショスタコーヴィチ

M.ショスタコーヴィチ指揮のD.ショスタコーヴィチ

今年はショスタコーヴィチの生誕100年ということで、ベルリンでもショスタコ関係のコンサートが目白押しだ。正直、ショスタコーヴィチの音楽はどうも「絶叫」のイメージが強いのか私は少々苦手で、その世界に素直に入っていけないもど…

フェリックス・ゴンザレス=トレス展 -ハンブルク駅現代美術館-

フェリックス・ゴンザレス=トレス展 -ハンブルク駅現代美術館-

Hamburger Bahnhof – Museum für Gegenwart(10月18日) 昨日、ベルリンにいらしていたお客さんと一緒にハンブルク駅現代美術館に行ったら、かなり面白い展覧会に出くわしまし…

100年の重みに耐えた橋 - 天使の降りた場所(13) -

100年の重みに耐えた橋 - 天使の降りた場所(13) –

U-Bahnhof Gleisdreieck付近。地下鉄の車窓より(8月17日) ベルリン在住の方、あるいは旅行などでベルリンにいらしたことのある方は、この風景に見覚えがないだろうか。ツォー駅方面から地下鉄2号線、つまり…

ある友達の朗報

ある友達の朗報

フィルハーモニーにある指揮者フルトヴェングラーの銅像(10月7日) 昨日、私のもとにうれしいニュースが届きました。私の友達で、ベルリンのハンス・アイスラー音大で指揮の勉強をしている角田鋼亮さんが、先ごろドレスデンで行われ…

天使の降りた場所(12) - 都心の中の無人地帯 -

天使の降りた場所(12) – 都心の中の無人地帯 –

U-Bahnhof Gleisdreieck付近にて(8月17日) 「廃墟」と聞いて、何やら誘惑めいたものを感じてしまう人は意外に少なくないのではと思う。町中を歩いていて、偶然ポツンと佇む廃墟を見つけたとする。恐いもの見…

「バングラデシュ」 BZ Lexikon(128)

ノーベル文学賞に続いて平和賞が、バングラデシュの貧困層を支援したグラミン銀行のムハマド・ユヌス氏に贈られることになりましたね。立派な業績だと思います。10月14/15日の紙面より。 Lexikon: Bangladesc…

バッハのロ短調ミサ曲 - ノリントン指揮ベルリン・フィル -

バッハのロ短調ミサ曲 – ノリントン指揮ベルリン・フィル –

イギリス人のロジャー・ノリントンが久々にベルリン・フィルの指揮台に立つ、しかも曲はバッハの大作「ロ短調ミサ曲」ということで、前から楽しみにしていたコンサート(13日。フィルハーモニー)。私がこの曲を生で聴くのは、ちょうど…

「アルメニア人虐殺問題」 BZ Lexikon(127)

今年のノーベル文学賞は村上春樹ではなく^^;)、トルコ人のオルハン・パムクに決まりましたが、トルコ国内でタブー視されているアルメニア人大量殺害を認める発言から、トルコ国内では賛否の議論が巻き起こっているようです。今回は、…

ベルリン-東京 Tokyo-Berlin

ベルリン-東京 Tokyo-Berlin

東京の街角より(2003年4月13日) 来月久々に日本に帰るにあたって、私が密かに楽しみにしていることの一つは、東京の街を歩くことである。 私は東京に住んだことはないが、実家は東京からそれほど遠くない場所にあるし(といっ…

「4つのコラージュ」 -エマール&ベルリン・フィルのメンバー-

「4つのコラージュ」 -エマール&ベルリン・フィルのメンバー-

ベルリン・フィルの今シーズンの「ピアニスト・イン・レジデンス」であるピエール=ロラン・エマールとベルリン・フィルのメンバーによるコンサートを聴く (11日。フィルハーモニー室内楽ホール)。 「4部からなるコラージュ &#…

天使の降りた場所(11) - ポツダム広場伝説は続く -

天使の降りた場所(11) – ポツダム広場伝説は続く –

ポツダム広場のPark Kolonnadenにて(2006年3月12日) ポツダム広場を巡る話も、ようやく現代にまでやってきた。 実を言うと私は、現代建築の実験場のような現在のポツダム広場にそれほど愛着を感じているわけで…

「核兵器実験」 BZ Lexikon(126) 

昨日明らかになった北朝鮮の核実験のニュースは、ドイツの新聞でも一面で取り上げられています。10月10日の紙面より。 Lexikon: Atomwaffentest(核兵器実験) Die erste Kernwaffe w…