早稲田大学交響楽団のベルリン公演2024
先週日曜(3月17日)、早稲田大学交響楽団のベルリン公演がフィルハーモニーで行われました。実に素晴らしかったです。公演が終わってからも聴いた方からの熱い感想が直接的、間接的に届き、いまだに余韻が続いている感じがします。 …
ポール・アレクサンダーさんとの再会
イスラエルとパレスチナを巡る情勢で気の重い日々を過ごしているが、記憶が鮮明なうちに10月9日の出来事のことを書き記しておきたいと思う。 この日の11時前、私はベルリン・フリードリヒシュトラーセ駅前の「キンダートランスポー…
久々に自転車に乗って
4月のベルリンの天気というのは概ねそうなのですが、寒暖差の変化が激しく、なかなか春らしい日がやって来ません。そんな中、先日久々にポカポカ陽気になったので、家族で自転車に乗って出かけることにしました。 まず向かったのは近所…
ピアノとモーツァルトと平和と
昨年2月、ブログに「ピアノがやってきた!」という記事を書いたことがある。コロナ禍の最中に、たまたま知人を通じてベルリンのある教会から古いピアノを譲っていただく機会に恵まれ、ゼロからピアノを始めたことを綴った。 あれから1…
フンボルト・フォーラムの展示「ベルリン・グローバル」(2)
前回に続いて、フンボルト・フォーラムの展示「ベルリン・グローバル」の後半をご紹介したいと思います。Grenzen(境界)という部屋に足を踏み入れると、床に描かれたベルリンの地図が光で照らし出されました。ベルリンで境界とい…
フンボルト・フォーラムの展示「ベルリン・グローバル」(1)
昨年7月、ベルリンの中心部にフンボルト・フォーラムがオープンしました。かつてのベルリン王宮を再建する形を取りつつ、中身は芸術、文化、学術、教育をテーマとする複合文化施設として新たに誕生したのです。 この中にはプロイセン文…
U5に乗ってベルリン中央駅からアレクサンダー広場へ (2)
新年あけましておめでとうございます。時間が空いてしまいましたが、前回の続きで、U5に乗ってウンター・デン・リンデン駅から東へ向かいます。 ウンター・デン・リンデンで1つ立ち寄りたいのが、東側のベルリン国立図書館。私がベル…
岩波書店『世界』2022年1月号&2月号「つまずきの石」, リリアナ・セグレさんの証言集
最近発売された岩波書店『世界』2022年1月号で、「世界最大の分散型記念碑――グンター・デムニッヒと仲間たちの『つまずきの石』(前編)」を寄稿しました。このブログでもこれまで何度かご紹介してきましたが、私にとって過去とい…
U5に乗ってベルリン中央駅からアレクサンダー広場へ (1)
ブログではすっかりご無沙汰してしまいました。 この夏はコロナの状況は比較的落ち着いていたのですが、10月中ばから急激に感染拡大し、今日のベルリンにおける7日間指数は373というひどい状況になっています(ドイツ全土では39…
ヘーア通りの森の墓地を歩く
ロックダウンの期間中、何度かベルリンのお墓巡りをする機会がありました。博物館やコンサートホールはあいかわらず閉鎖された状態が続いていますが、ベルリンにはそれ自体が博物館といえるような文化史的に興味深い墓地がいくつもありま…
ピアノがやってきた!
昨年6月下旬のある日、ベルリンで長年お世話になっているメヒティルトさんから、こんな連絡がありました。「私が働いていたゲマインデ(教会)に使われていない古いアップライトのピアノが置いてあるの。前に中古のピアノが欲しいと言っ…
ベルリン・テーゲル空港最後の日々
2021年最初の投稿が1月も終わり頃になってしまいました。ドイツでは数日前にロックダウンが2月14日まで延長されました。感染者がなかなか減らず、厳しい状況が続きますが、毎日健康に過ごせることのありがたさを強く感じる日々で…
息子とつまずきの石
「パパ、つまずきのいしのしゃしんをとりにいきたい」 クリスマスの翌日の昼間、5歳の息子が突然こんなことを言いました。今年のクリスマスは本人の希望で子供用のカメラをプレゼントしたので、それを使って写真を撮りたいというのです…
U5開業目前のウンター・デン・リンデン
11月2日から部分的ロックダウンが再び始まってから1ヶ月、あっという間に12月に入りました。この状況に加えて寒さも厳しくなり、体をほとんど動かさない日々を送っています。月曜の夕方、ミッテに用事ができたので久々にSバーンに…
岩波書店『世界』2020年12月号 –生への列車・キンダートランスポート3–
現在発売中の岩波書店『世界』12月号で、「生への列車・キンダートランスポート3――ヘンリーに会うイスラエルへの旅(前編)」を寄稿させていただきました。これは同誌に寄稿した2017年3月「クエーカーが救った子供たち」、20…
『ドイツのアーティスト支援について』(小林睦氏による解説)
4月以降、神戸大学大学院教授の藤野一夫先生によるドイツの文化政策についての論考を掲載させていただきましたが、そのお弟子さんで、神戸大学のダブルディグリー制度を利用して現在ハンブルク大学でドイツの音楽学校制度の研究をしてい…
藤野一夫氏による論考「パンデミック時代のドイツの文化政策(1) 」
神戸大学大学院国際文化学研究科の藤野一夫教授が、『新型コロナ危機に対するドイツの文化施策』に続いて、『パンデミック時代のドイツの文化政策』という連載記事を拙ブログに提供してくださることになりました。その中心テーマとなるの…
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