京急700形の模型、そして夏目さんとの再会
小学校の高学年から中学にかけて、鉄道模型に熱中していたことがあります。最初はNゲージから入ったのですが、鉄道模型の完成品は高価です。こんな高いものをしょっちゅうせがまれては困ると両親は思ったようで(笑)、ある時母が横須賀…
ベルリン-フランクフルト-ドーハ-東京の旅
先月末、一時帰国を終えて日本からベルリンに戻りました。ウクライナ戦争以降、高騰する飛行機代は悩みの種です。これまではフィンエアを使うことが多かったのですが、今回初めて中東経由のカタール航空を利用しました。そのことを書いて…
久々の日本行き
大分時間が経ってしまいましたが、夏の思い出を少しブログにまとめておこうと思います。息子の小学校の夏休みを利用して、7月初旬から8月なかばまで2年半ぶりに家族で一時帰国しました。ようやくベルリン・ブランデンブルク国際空港を…
ドイチュラントフンクのラジオ音楽劇『借りた風景』
今日6月18日(土)の20時5分から、ドイツの公共放送局Deutschlandfunkにて、ラジオ音楽劇『借りた風景』が放送されます。この作品が完成し、ドイツ全土、さらにインターネットを通じて世界中のリスナーに届けられる…
「明子のピアノ」と森下弘さんのインタビュー記事
早いもので今年も9月に入りました。この夏を振り返ってみると、『明子のピアノ』(岩波ブックレット)を刊行したことが私にとって一つの大きな出来事だったように思います。嬉しいことに、多くの方から貴重なご感想をいただきました。8…
『明子のピアノ 被爆をこえて奏で継ぐ』(岩波書店)のご案内
この度岩波ブックレットから『明子のピアノ 被爆をこえて奏で継ぐ』を刊行させていただきました。 岩波書店のHPでは、本の内容がこのように紹介されています。 一九歳で広島の原爆に命を奪われた河本明子さん。その愛奏していたピア…
ベルリーナーにも大盛況、フィルハーモニーで能公演
毎年9月に行われるムジークフェスト・ベルリンは、連日のように著名なオーケストラやソリストが登場することで知られる、華やかな音楽祭です。9月3日、この音楽祭のプログラムの一環で、観世流の伝統を受け継ぐ一派として名高い梅若研…
広島県福山市で出会ったホロコースト記念館
アウシュヴィッツ強制収容所が解放された1月27日は、国際ホロコースト記念日に指定され、ベルリンのドイツ連邦議会では追悼式典が行われます。私は毎年この模様をテレビ中継で見ていますが、今年は一時帰国でたまたま広島県福山市に滞…
南三陸町、波伝谷の人びとを記録したドキュメンタリー映画が上映
この3月半ば、ベルリン日独センターで、東日本大震災に関連した2本の長編ドキュメンタリー映画が上映されました。 大震災から7年が経過し、日本でも記憶の風化が叫ばれるようになっています。「ドイツでは原発や放射能に関する問題に…
岩手県被災地内の高校生がベルリンへ 第5回「翼」プロジェクト
7月末、東日本大震災で被災した岩手県在住の6人の高校生がベルリンを訪れ、同年代のドイツの若者たちと交流をしました。 このプロジェクト「翼」を主催したのは、震災後にベルリン在住のドイツ人と日本人によって生まれたNPO法人「…
津軽と最後の「はまなす」の旅(2)
青森駅には毎日新聞青森支局の篠田航一さんが待ってくれていた。篠田さんは同紙の前ベルリン支局長。東日本大震災の直後、前任者の方から紹介され、4年間とてもお世話になった方だった。仕事の合間にカフェなどでお会いしては、ノンフィ…
津軽と最後の「はまなす」の旅(1)
国鉄の分割民営化からちょうど30年が経つというニュースをいささか感慨深い思いで読んだ。当時11歳だった私は、さすがに30年後のことなど想像できなかった(そんなことは今でも難しいが)。この機会に、30年前とも関係のある旅の…
Frohes Neues Jahr 2017!
日本には大体年に1回のペースで帰省していますが、年末年始をこちらで過ごすのは7年ぶりになります。2016年の最後の数日は妻の実家のある山梨に滞在しました。天気はほぼ毎日よく、寒さもさほどではありません。家の近くの小道を歩…
2014年夏の山陽の旅(2) – 広島再訪 –
71回目の広島・長崎の原爆投下の日に際して、2年前の2014年夏に広島を訪れたときのことを書いてみたくなった(このときの旅行記は1年前に一度書いたきり、止まったままになっていました)。 広島を訪ねたのはようやくこれが2度…
映画『首相官邸の前で』上映会
3月18日、歴史社会学者の小熊英二氏のドキュメンタリー映画『首相官邸の前で』が、プレンツラウアー・ベルク地区のイベントスペースAuslandで上映されました。これは東京電力福島第一原発事故の5周年とチェルノブイリ原発事故…
真冬の日本より帰宅
先週末、日本での一時帰国からベルリンに戻りました。いつもなら、日本に帰ってきた時点でブログに書くところなのですが、今回は最初からフルに動き回っていたためその余裕もないままベルリンに戻る日が来てしまいました。 ドイツに来て…
アジア美術館のナウマン・コレクション展
ベルリン・ダーレムにあるアジア美術館で、ドイツ人の美術収集家クラウス・F・ナウマン氏が同美術館に寄贈した「ナウマン・コレクション」の特別展が開催されています。このコレクションをご紹介するには、まずアジア美術館の歴史に触れ…
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