ベルリン-フランクフルト-ドーハ-東京の旅
先月末、一時帰国を終えて日本からベルリンに戻りました。ウクライナ戦争以降、高騰する飛行機代は悩みの種です。これまではフィンエアを使うことが多かったのですが、今回初めて中東経由のカタール航空を利用しました。そのことを書いて…
ドイチュラントフンクのラジオ音楽劇『借りた風景』
今日6月18日(土)の20時5分から、ドイツの公共放送局Deutschlandfunkにて、ラジオ音楽劇『借りた風景』が放送されます。この作品が完成し、ドイツ全土、さらにインターネットを通じて世界中のリスナーに届けられる…
「明子のピアノ」と森下弘さんのインタビュー記事
早いもので今年も9月に入りました。この夏を振り返ってみると、『明子のピアノ』(岩波ブックレット)を刊行したことが私にとって一つの大きな出来事だったように思います。嬉しいことに、多くの方から貴重なご感想をいただきました。8…
『明子のピアノ 被爆をこえて奏で継ぐ』(岩波書店)のご案内
この度岩波ブックレットから『明子のピアノ 被爆をこえて奏で継ぐ』を刊行させていただきました。 岩波書店のHPでは、本の内容がこのように紹介されています。 一九歳で広島の原爆に命を奪われた河本明子さん。その愛奏していたピア…
ベルリーナーにも大盛況、フィルハーモニーで能公演
毎年9月に行われるムジークフェスト・ベルリンは、連日のように著名なオーケストラやソリストが登場することで知られる、華やかな音楽祭です。9月3日、この音楽祭のプログラムの一環で、観世流の伝統を受け継ぐ一派として名高い梅若研…
広島県福山市で出会ったホロコースト記念館
アウシュヴィッツ強制収容所が解放された1月27日は、国際ホロコースト記念日に指定され、ベルリンのドイツ連邦議会では追悼式典が行われます。私は毎年この模様をテレビ中継で見ていますが、今年は一時帰国でたまたま広島県福山市に滞…
南三陸町、波伝谷の人びとを記録したドキュメンタリー映画が上映
この3月半ば、ベルリン日独センターで、東日本大震災に関連した2本の長編ドキュメンタリー映画が上映されました。 大震災から7年が経過し、日本でも記憶の風化が叫ばれるようになっています。「ドイツでは原発や放射能に関する問題に…
岩手県被災地内の高校生がベルリンへ 第5回「翼」プロジェクト
7月末、東日本大震災で被災した岩手県在住の6人の高校生がベルリンを訪れ、同年代のドイツの若者たちと交流をしました。 このプロジェクト「翼」を主催したのは、震災後にベルリン在住のドイツ人と日本人によって生まれたNPO法人「…
映画『首相官邸の前で』上映会
3月18日、歴史社会学者の小熊英二氏のドキュメンタリー映画『首相官邸の前で』が、プレンツラウアー・ベルク地区のイベントスペースAuslandで上映されました。これは東京電力福島第一原発事故の5周年とチェルノブイリ原発事故…
アジア美術館のナウマン・コレクション展
ベルリン・ダーレムにあるアジア美術館で、ドイツ人の美術収集家クラウス・F・ナウマン氏が同美術館に寄贈した「ナウマン・コレクション」の特別展が開催されています。このコレクションをご紹介するには、まずアジア美術館の歴史に触れ…
「ジャパン・シンドローム」のシンポジウム
5月20~29日、クロイツベルク地区にある劇場「ヘッベル・アム・ウーファー」(通称HAU)にて、「Japan Syndrome」と題した大規模な日本フェスティバルが開催されました。東北地方を中心に甚大な被害を及ぼした東日…
映画『FORMA』坂本あゆみ監督インタビュー
坂本あゆみ監督にお会いしたのは、今年2月のベルリン国際映画祭の期間中でした。それまでこの監督のことは全く存じ上げていなかったのですが、たまたまあるベルリン在住の知人がこの映画の関係者とお知り合いで、私にインタビューの仲介…
ベルリン・東京友好都市提携20周年
2月21日、ベルリン市と東京都の友好都市提携20周年の記念式典が赤の市庁舎の大ホールにて開催され、日本とドイツの関係者が多数参加しました。 ベルリンと東京は近代都市として発展した後、第2次世界大戦で甚大な被害を受け、そこ…
震災3周年の日に大船渡を想う
東日本大震災から3周年の昨日、ベルリンの日本大使館の前で小さな祈念行事が行われるというので、足を運んできました。主催の「絆・ベルリン」はこれまで数度に渡って岩手県大船渡市を中心にボランティア活動を行ってきたNPO法人。キ…
岩手県被災地内の高校生がベルリンへ
この夏、岩手県の高校生5人がベルリンの高校生と交流しました。主催したのはNPOの「絆・ベルリン」。2011年3月の東日本大震災後、ベルリン在住のドイツ人と日本人によって組織されたこの団体は、同年秋から今年5月まで、岩手県…
空襲を伝えるドイツの都市(まち) ──ドレスデン・ベルリン・ハンブルク展のご案内
3月10日は1945年の東京大空襲の日。個人的な関わりで言えば、東京大空襲のことは書物などを通じてもちろん知ってはいましたが、わずか一夜で10万人もが亡くなったこの大空襲がどれほど悲惨なものだったかを真に感じたのは、昨年…
震災孤児のためのチャリティーコンサート
2011年3月の東日本大震災では、東北地方で240人の子どもが両親を、1400人弱の子どもが片方の親を亡くしました。昨年秋、このような震災孤児を支援するNPO法人“KIBOU”がベルリンに発足。1月末、この法人が主宰する…
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