発掘の散歩術(60) – 番外編:ブランデンブルク州 『リベックじいさんのなしの木』の村を訪ねて –
「ハーフェルラントのリベック村のおじいさんの話、知ってる?」と知人のおばさんが一緒にお茶を飲んでいるときに言った。ドイツの国民的な作家テオドール・フォンターネ(1819〜98)が書いた、ドイツではよく知られた物語詩だそう…
発掘の散歩術(45) -ナチスの「机上の殺戮者」の館-
※ザクセンハウゼン強制収容所の一連のルポの最後に、最近ドイツニュースダイジェストの連載に取り上げた「強制収容所監査部」の記事を転載したいと思います。 フリードリヒシュトラーセ駅からSバーンに乗って約45分、列車は終点のオ…
ザクセンハウゼン強制収容所跡を歩く(5) -収容所で見た夕日-
とびとびの連載になってしまったが、ザクセンハウゼン強制収容所の規模の一端をいくらかお伝えできただろうか。午前中にベルリンを出発しても、強制収容所の奥にあるクレマトリウムまで見学して、再び収容所の門に戻る頃には、大体もう夕…
ザクセンハウゼン強制収容所跡を歩く(4) -壁の向こうのガス室-
2007年に私が初めてザクセンハウゼン強制収容所跡を訪れたとき、正三角形の頂点に近い位置まで歩いたのだが、そこで引き返してしまった。それだけに、その数年後、壁の向こうに「隠れて」いたものを目にした驚きは大きかった。 壁を…
ザクセンハウゼン強制収容所跡を歩く(3) – バラック跡 –
ザクセンハウゼン強制収容所のことをブログに書き始めてから、ある知人の方が指摘してくださったのだが、ここはとにかく広いので、歩き慣れた靴で行くことは大事かと思う。またベルリン市内から片道1時間20分程度かかることを考えると…
ザクセンハウゼン強制収容所跡を歩く(2) – A塔を抜けて –
インフォメーションセンターから収容所通りと呼ばれる通りを経て、ようやくザクセンハウゼン強制収容所の入り口にやって来た。中心に位置するA塔(“Turm A”)から中に入る前に、この位置の右手にある新…
ザクセンハウゼン強制収容所跡を歩く(1) -駅からの道のり-
日本から旅行で来る方々と話していると、ザクセンハウゼン強制収容所跡に興味のある方が結構多い。つい先日も、ある女子大生の方と話していたら、今日の午後、これからザクセンハウゼンに行くという。若い今風の学生さんが一人で収容所跡…
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