U5に乗ってベルリン中央駅からアレクサンダー広場へ (2)
新年あけましておめでとうございます。時間が空いてしまいましたが、前回の続きで、U5に乗ってウンター・デン・リンデン駅から東へ向かいます。 ウンター・デン・リンデンで1つ立ち寄りたいのが、東側のベルリン国立図書館。私がベル…
U5に乗ってベルリン中央駅からアレクサンダー広場へ (1)
ブログではすっかりご無沙汰してしまいました。 この夏はコロナの状況は比較的落ち着いていたのですが、10月中ばから急激に感染拡大し、今日のベルリンにおける7日間指数は373というひどい状況になっています(ドイツ全土では39…
U5開業目前のウンター・デン・リンデン
11月2日から部分的ロックダウンが再び始まってから1ヶ月、あっという間に12月に入りました。この状況に加えて寒さも厳しくなり、体をほとんど動かさない日々を送っています。月曜の夕方、ミッテに用事ができたので久々にSバーンに…
発掘の散歩術(88) 消えたユダヤ人たちの痕跡をたどって —モアビットの2つの場所—
この原稿を書いているのは10月18日。偶然ではあるが、今回ご紹介する場所の歴史と直に結びついた日付であることにふと気付いた。今からちょうど76年前の1941年10月18日、1251人のユダヤ人を乗せた貨物列車が初めてベル…
発掘の散歩術(83) – 実物大で世界を知るドイツ技術博物館 –
冴えない天気が続いた5月半ばのある土曜の朝、屋内で過ごせて、かつ乗り物好きの子供も楽しめそうな場所が何かないかと考えていたら、ふと思い付いた。地下鉄U1の車窓からよく見えるドイツ技術博物館はどうだろう。この博物館は膨大な…
津軽と最後の「はまなす」の旅(2)
青森駅には毎日新聞青森支局の篠田航一さんが待ってくれていた。篠田さんは同紙の前ベルリン支局長。東日本大震災の直後、前任者の方から紹介され、4年間とてもお世話になった方だった。仕事の合間にカフェなどでお会いしては、ノンフィ…
津軽と最後の「はまなす」の旅(1)
国鉄の分割民営化からちょうど30年が経つというニュースをいささか感慨深い思いで読んだ。当時11歳だった私は、さすがに30年後のことなど想像できなかった(そんなことは今でも難しいが)。この機会に、30年前とも関係のある旅の…
ベルリンの地下鉄駅で無料Wi-Fiが導入
7月27日、BVG(ベルリン交通局)が運営するベルリンの主要地下鉄駅で、無料Wi-Fiが導入されました。昨年からの試験期間を経て今回の無料サービスが始まったのは、ツォー(動物園)駅、クアフュルステンダム駅、ヴァインマイス…
リューゲン島への旅(3) – 蒸気機関車に乗ってゲーレンへ –
(前回の続き)リューゲン島のビンツまで来たからには、バルト海の砂浜のほかに、もう一つ体験しておきたいものがあった。9月16日の10時過ぎ、ホテルの近くから出るバスに乗って駅に向かった。といっても、ベルリンから来る際に利用…
リューゲン島への旅(1) – ビンツへの直通列車 –
長男が誕生して間もなく10ヶ月。最初の頃はベビーカーで近所の公園に行くだけでもドキドキしたものだが、少しずつ行動範囲が広がってきた。なんといっても、生後3ヶ月で日本のパスポートを取得し、翌月日本に一時帰国したのは大きな出…
西に拡張するトラム
ベルリンの街を走るトラムの路線は、総距離約300キロに及びます。これはメルボルン、サンクトペテルブルク、ソフィアに次ぎ、世界で4番目の規模なのだそうです。もっとも、トラムが走るのは大部分が旧東側。これは壁のあった1960…
新トラム開業直前の中央駅
久々にベルリン中央駅の北側を歩いたら、トラムの工事が急ピッチに進んでいました。8月29日(土)から、北駅(Nordbahnhof)と中央駅の間が結ばれ、これまでのトラムのM5に加えて、M8とM10が中央駅まで走ることにな…
発掘の散歩術(58) – Sバーン博物館でノスタルジーに浸る –
日々移り変わるベルリンに15年近く住んでいると、いつの間にか消えてしまったものへのノスタルジーが募るときがある。私の場合、その1つが古いSバーンだ。私がベルリンに来た当初、独特の唸り声を立てて走る旧型のSバーンがまだわず…
消えゆく夜行・長距離列車
「夜行列車」という言葉には、洋の東西を問わず旅心を誘う響きがあります。今年の3月限りで日本のブルートレインは全廃されることになりましたが、残念ながら欧州でも、夜行列車や長距離列車は縮小傾向にあります。昨年12月14日のド…
発掘の散歩術(44) -地下鉄博物館で途中下車!-
地下鉄は、ベルリンの街並みを形作る上で欠かせない乗り物の1つだ。黄色い車体の電車が、今日も地下から高架まで縦横無尽に駆け抜ける。 ベルリン初の地下鉄がポツダム広場~シュトラーラウ門(現在のオーバーバウム橋のたもと付近)の…
グライスドライエック駅の階段
地下鉄U2とU1が交差するグライスドライエック駅。U2の駅の方は最近改修されましたが、それでも約100年前の創業当時の雰囲気を今に残しています。この階段の上からの光が印象的で、写真を何枚か撮ってみました。 階段を上がると…
発掘の散歩術(41) -グライスドライエック公園の誕生!-
2000年9月末、私がベルリンにやって来てまだ間もない頃、地下鉄U2に初めて乗ってポツダム広場に向かった。電車は高架の上を走り、グライスドライエック駅の手前で眺望が開ける。その時の眼下の光景に私は驚いた。広大な敷地に赤錆…
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