ドレスデンのTheaterplatzにて(3月23日)
昨日ドレスデンより帰って来ました。
今秋26年ぶりに来日するドレスデン国立歌劇場とこの街を紹介するテレビ番組のロケに、数日間同行させていただきました。残念ながら天気には全く恵まれませんでしたが(寒かった・・・)、面白い出会いがあったり、オペラの舞台裏を覗かせてもらう機会もあったりして、自分にとっても充実した日々でした。
ドレスデンには2000年に初めて訪れて以来、ほぼ2、3年おきに訪ねていますが、その度に街が変わっていて驚かされます。今回もいろいろと感じることがあったので、次回ドレスデンの街を少しご紹介できたらなと思っています。
ところで今日は欧州統合の基礎となったローマ条約の締結から50年という、ヨーロッパにとっては記念の日です。ウンター・デン・リンデンのドイツ歴史博物館での記念式典ではEU27カ国の首脳が一堂に会し、「ベルリン宣言」の調印の様子が先ほどテレビで放映されていました。今週末のベルリンはその関連イベントが目白押しで、祝祭ムードに包まれています。天気も最高なので、私もこれからブランデンブルク門の方に行ってみるつもりです。
留守中にいただいたコメントのお返事は、もう少々お待ちください!
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お留守の時におじゃまするようになりました。そして、お帰りを待っておりました。ベルリン大好きです。これからも、おじゃまします。
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お帰りなさい!今秋はベルリン、ドレスデン、チューリッヒと三〜五年分は一気に来日するんですよね(去年はイタリアラッシュでしたが)。資金繰りと演目ぎめに今から胃が痛いです…(結局ワーグナーだけ行こうかと思いますが)。収録された番組、日本で放映されるのでしょうか?
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お帰りなさい。ゼムパー・オパー素敵ですね。東ドイツ時代にヴィザ取って、泊まりで出掛け、「ラ・トラヴィアータ」を見ました。ドイツ語版でしたが、ドレスデンの音とホールに感動しました。
本当に偶然中に入れた感じでした。零下10度の厳冬の2月、当日売りに1時間以上並んでたら、ひょっこり現れたおじさんが「日本人か」と声を掛けてくれて、余った切符を譲ってくれました。休憩時間には子供時代に体験したあの空襲の話しとか、オペラの話しで盛り上がり、この人とは今も文通してます。ご年配者にメールは無理ですからね。
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>uffikuhさん
こんにちは、はじめまして!
またいつでも遊びに来てくださいね。
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>KSUZUKIさん
>収録された番組、日本で放映されるのでしょうか?
5月10日過ぎの週末の午前中に注目していてください。民放です。番組のコンセプトが「オペラに元々興味のなかった人にも見てもらえるような番組」なので、コアのオペラファンにはちょっと物足りないかもしれませんが、私も出来上がりを楽しみにしています。
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>gramophonさん
ゼンパーオーパーが再オープンしたのは1985年ですから、gramophonさんはその直後にここでトラヴィアータをご覧になっているわけですか。音楽を通じて素敵な出会いがあったのですね。私も今回、「ばらの騎士」の休憩中に41年生まれの年配の方に声をかけられました。根っからのドレスデンの方のようで、名刺を交換しておけばよかったなと後になって思いました。
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中央駅さん、お仕事でドレスデンに行かれたのですか! 実は秋のゼンパーオーパーの来日公演の切符はすでに手配してあります。「タンホイザー」と「ばらの騎士」です。行けるかどうかはすべてが仕事の都合次第ですけれどね(笑)。 私のドレスデンにおける音楽の思い出といったら、やはりKulturpalastでの70年代後半のカール・ベーム指揮のコンサートでした。不運なことにベームは不調で、残念なブラームス(2番)でしたが、それでもドレスデンの聴衆の控えめな拍手の中にもベームに対する深い信頼感みたいなものは感じましたね。
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あの時代はもちろんゼンパーオーパーは再建されておらず、オペラの公演はすべてGrosses Hausという味気ない劇場で上演されていました。「魔弾の射手」、「タンホイザー」、「魔笛」などが印象に残っています。本当に素晴らしいオーケストラでした(今もそうですが)。あとから知ったことですが、カルロス・クライバーが「トリスタン」を録音している最中(80年2月)に実は私はドレスデンに滞在していました。「トリスタン」の録音がまさにその日の昼間も行われていたことなど当時はまったく知りませんでした。夜の公演は確か「トスカ」を見たはずです。
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焼きそうせいじさんもコメントされていましたが、中央駅さんのベルリンインタビューは実に素晴らしく、本当に堪能できました。大拍手を送りたいと思います。私も現在は欧州からオーストラリア{現在シドニー)に来ており、間もなく帰国できそうです。次から次へと仕事が押し寄せてきて、帰国しても余裕の無い日が続きそうですが。
gramophonさん、はじめまして!
ひょっとして一度お会いしていませんでしょうか(笑)? 「天井のない美術館」と言われる某古都の某レストランにDDR出身の人間を一人連れていきました。あのStraffe Hendrik(という綴りでしたっけ?)という、私が世界で一番好きなビールをしこたま飲みつつカウンター越しにお話させていただいた方、ひょっとしてgramophon さん? 92年の春頃の話ですが(笑)。
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一つ訂正します。クライバーとのドレスデン滞在が偶然同じだったのは80年2月ではなく、81年2月のことでした。今思い出しましたので訂正しておきます。
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>la_vera_storiaさん
「幻影」シリーズでla_vera_storiaさんのドレスデン行きの話も拝見したことがあります。当時はかなり危険な思いもされたようで(笑)。
>Kulturpalastでの70年代後半のカール・ベーム指揮のコンサート
それはうらやましいです。この時期あの会場で録音したものとしては、シューベルトの「グレイト」が有名ですよね。ゼンパーオーパーのフォアイエに飾られていたベームの彫像を思い出しました。ベームはこの劇場の再建に自ら募金活動をして尽力したという話を聞いたことがあります。
>カルロス・クライバーが「トリスタン」を録音している最中
これまたすごいですね。舞台裏にクライバーの指揮姿の写真も飾られていましたよ。la_vera_storiaさんは、クライバーのライブもいろいろ体験されているのでしょうか?機会がありましたら、またお話聞かせてください。
>大拍手を送りたいと思います。
どうもありがとうございます。la_vera_storiaさんのコメントにも後押しされました。
>ひょっとして一度お会いしていませんでしょうか(笑)?
本当だとしたらすごい話ですね(笑)。そして「私が世界で一番好きなビール」というのもビール好きとしては気になります。
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>la_vera_storiaさん
確かにその街の某レストランで働いてましたが、89年の暮れから90年の春先までです。その後、そこへは2~3年おきに遊びに行ってましたので、もしかしたら? あの酵母を除去しないビールは旨いですね!
私もドレスデンの「タンホイザー」と「薔薇の騎士」の切符はゲットしました。
よかったら、マサトさんの私のアドレスを訊いて頂いて、直接メール下さいね。
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>gramophonさん
先日いただいたメールをla_vera_storiaさんに転送しておきますね。
>酵母を除去しないビール
酵母入りのビールというと、ミュンヘンの白ビールを想像してしまいますが、それとは違うのでしょうね。一度飲んでみたいです。
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ご厚意感謝いたします。
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ドレスデン国立歌劇場来日公演の音楽面での白眉は「薔薇の騎士」だと勝手に思ってます。アンゲラ・デノーケがマルシャリンを歌うのは、今聴いておかなくてはもう聞けません。花の命は短いのですから。それから、あのオーケストラのために書かれた楽譜が、最高の姿で音になります。今回ゼンパーオーパーでお聴きになったマサトさんも、頷いてくださると思います。
もちろん、他の2作品もあそこで初演された「極めつけ」なのですけれど。
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>焼きそうせいじさん
>音楽面での白眉は「薔薇の騎士」だと勝手に思ってます
以前あそこで観た「サロメ」もすごかったのですが、ただアンゲラ・デノーケがマルシャリンを歌うことを思うと、焼きそうせいじさんに同意します。彼女は今シーズンベルリンでも歌ったのに聴き逃してしまったのが本当に残念。「シュトラウスが指揮した時はこんな響きがしたんだろうか」という思いに浸れながら聴くことのできるオケも言うに及ばずで、語りと一体化したような音楽でした。