先日、ドイツ連邦議会の内部を詳しくご紹介したので、今度はドイツの上院にあたる連邦参議院(Bundesrat)の中に入ってみましょう。昨年6月23日の一般公開日に見学したときの様子です。連邦参議院は旧プロイセン貴族院(Preußisches Herrenhaus)の建物内にあり、2000年にボンからここに移ってきました。
連邦参議院はライプチヒ通りに面し、ライプチヒ広場のすぐ隣にあります。この辺りの道路には、トラムの線路が埋め込まれています。アレクサンダー広場から、ここを通って文化フォーラムまで延長する計画に沿ったものですが、実現への道は遠いようです。
Wikipediaの説明によると、ドイツの連邦参議院とは、「連邦制をとるドイツにおいて16州ある各州政府の意思を連邦政府の政策に反映させる議会。議員は各州政府から派遣される」。ここが本会議場ですが、言うまでもなく、連邦議会のそれに比べるとずっと小さいです。
連邦参議院の議長は、毎年11月から翌年10月まで1年毎の交代制になっていて、今年はハンブルク市長がその任にあります。確かこれが議長の部屋だったと思うのですが、意外にも極めて地味でした。
連邦参議院は、中庭をはさんでベルリンの州議会とつながっています。この日、同時に一般公開されたベルリン州議会については、すでに1年前に書いています。よかったら以下をご覧ください。
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ベルリン州議会へようこそ(2) – 名誉市民たち – (2007-07-16)
中庭で面白いものに出会いました。これ、何だと思いますか?
去年のハイリゲンダムのサミットで、G8の首脳が座って記念撮影をした海水浴場の籠(Strandkorb)です。ハイリゲンダムはメクレンブルク=フォアポンメルン州にあり、去年はこの州が連邦参議院の議長国だったので、州のアピールのために運んできたのでしょう。他の人同様、私もここで記念撮影をしました(笑)。