成田を離陸して数分後、眼下に広がる茨城県水海道(現常総市)の街並み。親戚がここに住んでいるので、「おお!」と思いました。
昨夜、ベルリンに戻りました。
KLMのオランダ経由で帰って来たのですが、なかなかにドラマチックでした。
まず、成田空港でトランクが大幅に重量オーバー。
今までは数キロのオーバーなら大目に見てくれることが多かったのですが、最近厳しくなったようで、1キロ単位の超過料金を示した表を提示されました。それが結構な額なのです。妻と必死になって、一番かさばる私の本類を手荷物に移し変えたものの、やはりいくらかは払うハメに・・・。こんなこと初めてです。
傷心のまま機内に乗り込むと、指定の席は何とビジネスクラス。おお!
機内食などのサービスはエコノミークラスと同じだったので、どうやら座席数の都合上、エコノミーの扱いのままビジネスに移されたようなのですが、ラッキーなことこの上なし。先ほどの超過料金のことなどすっかり忘れていました(笑)。
さて、約12時間の快適極まりないフライトの後、アムステルダムに着陸するかという時間になって、「雪のため空港が閉鎖されており、着陸できません。燃料が少なくなっているので、一旦デュッセルドルフ空港に着陸します」との機長のアナウンス。結局、燃料補給やら何やらでスキポール空港には2時間遅れで着陸したので、「今夜はアムス泊まりかな」と覚悟して係員に聞くと、「後続便も遅れているので、今ならまだ間に合います。急いでください!」。
大慌てで乗り場に駆け込み、何とかセーフ。テーゲル空港に着いたのは、もう日も変わるかという時間帯でした。
ベルリンは雪。寒いし、さすがに疲れました。いつも以上に重いトランクを引きずってようやく帰宅。まずは冷え切った部屋に暖房を付けたのですが、今度は別の問題が発生。
水が出ない・・・。1ヶ月近く家を空けていた上、最近の寒波で水道管が凍ってしまったようです。水もお湯も、トイレの水も流れないので、われわれの焦りの色は濃くなってきました。まあ、朝になれば大家さんに連絡できるし、余計なエネルギーのロスは避けてとにかく寝ようと決めたものの、部屋はなかなか暖まらないし、催すものは催すでどうも落ち着きません。明け方になって、ようやくちょろちょろと洗面台の水が流れ始め、最後にトイレの水が勢いよく流れ出した時は、本当にうれしかった(笑)。
こんな感じで再び始まったベルリン生活。最近の欧州の寒波はニュースで耳にしていたので、暖かい日差しの日本にいた最中、自分はどうしてあんな寒い場所に好き好んで戻るんだろうとふと思ったこともありましたが、帰って来たら帰って来たでどこか落ち着きます。充実した日本滞在で、心は完全にリフレッシュできました。再びベルリンにいられることを感謝して、また明日からがんばろうと思います。
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おかえりなさい!
すごいドラマチックな帰国でしたね。水道が使えないなんて痛い〜。
おつかれさまでした。
そのうちまたお会いできたらと思います。
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もうベルリンにもどられましたか。こちらは年末からずっと京都にとじこもってたまに大阪にでかけたりしています。今年は関東にはでむかんでしょう。またこちらがベルリンにもどったら、是非ゆっくりお茶でもしましょう。もしくは一度Audimaxを訪問あれ。ベルリンでは7大学で相変わらず占拠継続中です。ではでは。
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下の写真は懐かしい風景ですね。ちょうど一年前に我が家のクリスマスツリーもまさにその場所に放置しましたよ。
最近、航空会社は荷物の重量オーバーにうるさくなりましたね。空港内に郵便局がありますが、最近そこは郵送したほうが断然安いことを心得た人々で混雑しているようです。
水が出ないという話を読んだら本当にビビったのですよ!ドイツ人にとって一般常識で何も言わなくて済みませんでしたが、冬の旅行中は必ず水道の元栓を止め、暖房機(給湯器)をOFFにせず、「雪マーク」か、おうちの場合はキッチンと浴室の防寒があまり優れていないので、10℃程度に設定してからお出かけします。
多少ガスは消費してしまいますがドイツは地震が無いからお留守でもガス給湯器は安全です。設計上、常にONのままでも問題はありません。水道管内の水が凍結すると破裂する恐れがあるので本当に怖い話です。最悪の場合を描いてみると (つづく):
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1. 水道管内が凍結し始める
2. 水道管内が完全に凍結、膨張し水道管を破裂させる
3. 各部屋のラジエータへの配水管も凍結、破裂する
4. ラジエータの中の水も凍結、破裂する
5. 給湯器内の配水管まで凍結、破裂する
6. のち、寒さが和らぎ室内温度が再び上昇すると破裂した水道・配水管が解凍し室内へ水が漏れる
7. 水道の元栓を止めていない場合、無限に水が室内へ漏れる
8. ラジエータ、室内の配水管、水道管の一部は破裂のため粗大ごみとなる
9. 下の階まで水が漏れ、呼ばれた消防隊はドアを強引に開け、部屋の元栓は使用不能(凍結による破裂)なため家(Seitenfluegel)全体の元栓を止める
10. 賃借人が居ないまま、緊急復旧工事が行われる
以上のような最悪の事態になると予想被害はユーロ5桁の金額となり、賃借人の過失のため全額請求されます。ここでHaftpflichtversicherungという賠償責任保険に入っていると助かります(まだ入っていなかったら、お勧めです!)。床や壁を乾燥させなくてはならないため部屋に少なくても2週間は住むことが不可能になります。今回は上記1.で済んで良かったですね。本当に、怖い話・・・
まだつづく
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ところで、外出中は長期でも暖房を少しでもONのままにしたほうが、帰った後も部屋は早く暖まりますよ。Altbauの70cmのレンガの壁が一旦中心まで冷えてしまえばそう早く暖かくなりません。ここは日本とドイツの暖房のあり方の最も大きな違いだと考えます:日本では、暖房機で空気を暖めます。ドイツでは、暖房機で空気のほか、壁、家具、床なども暖め、そのレンガ、コンクリート、木材などは熱伝導性が悪いため熱を溜めてくれます。お陰で暖房を切ってもすぐは寒くならず快適ですが、一度完全に冷えてしまえば再び暖めるのに相当な時間とエネルギーは必要です。日本だと、家は軽いため、たぶん一々暖房を入れたり切ったりするのが一般的かつ省エネですが、ドイツは家の(壁など)の重さはその何倍(何十倍?)もあるので全く逆の使い方ですね。
長くなって済みませんが、他の読者の方々のためにもなればと思いました。
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この風景を見てキューンとしてしまいました。。
それくらい、恋しいかも、ベルリン!
いや、日本の冬も(マンションでも寒くて結露が多いことを
除いては)好きですけどね。家族や友達と近いのも楽しいけど!
あのパン屋さんで朝食を買ったり、あのスーパーに行ったり
しているのかなと想像してしまいます。
娘が小さかったベルリン時代に比べて今はすっかりネットを
見る時間が減ってしまいました。が、ときどきベルリン情報
楽しみに見に来させてもらいますね。遠くにきて、改めて
ベルリンって好きだったなぁと思う日々です。
それにしても、水道、大した被害がなくて良かったですね!!
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ご無沙汰しています!
今年もヨロシクお願いします♪
北海道時代は水抜きは大事でしたねww
なんか懐かしいカンジで読ませてもらいました!
3月8日から11日までベルリンに行くと思います!!
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キートスさんのコメントで自分のモスクワでの体験を思い出してしまいました。冬の凍り付く寒さ(零下25°くらい)の中、就寝中に強風のため台所の窓が開いてしまった(立て付けが悪いんですね)ようで、朝目が覚めると冷凍庫並みの寒さ。開けっ放しになった窓の向かいには流しが。眠気眼で少し待って水道管をひねった瞬間バンッと言う音が。水道管破裂ですね。モスクワの水道管は古く、少しでも凍結しているとだめだったようで。
あれよあれよというまに床が浸水し始め、水道管の元栓がすぐに見つかったので助かりましたがつたないロシア語で隣のおばちゃんに事情を説明し、工事のおっちゃんを呼ぶのが大変でした。しかもアメリカ人の知人が旅行している間に借りていただけだったので元栓をすぐに発見できたのが不思議なくらいで。あれは今から思うと大事に至る一歩手前でしたね。
ベルリンで冬に自宅を長期空ける場合は暖房はレベル1くらいにして出ています。
部屋は間違いなく零下10°を切っていたように思います。
まあ、凍死しなかっただけでも幸いですが・笑
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ベルリンに戻ってこられたのですね、お疲れ様です。水道管凍結と言うのはなんとも難儀で、昔、山梨の実家にいた頃、真冬に洗濯機の水道管が凍ってしまい昼になるまで洗濯出来なかった事を思い出します(苦笑
ただベルリンの寒さは確かに気温としては寒いですが、日本の自分の住んでいた、また住んでいる地域の強風を伴った寒さと比べればマシな様に思えてしまいます。ベルリンでも強風と言うのはあるのでしょうか?自分としては雪の降る寒さよりも、雪の降らない強風の寒さの方がきつく感じます。
自分は明日の早朝のテーゲル発ロンドン経由で日本へと帰国予定です、ベルリン滞在で休めた体を以って日本での1年を頑張りたいところです。
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のりあきさん
ベルリンへの帰りで、こんなにいろいろあったのは初めてです。その分、学んだことも多かったので、次回に生かしたいと思います(笑)。
こーどーくん
お久しぶり。年末に関西方面にも寄ったのだけど、奈良の友人宅に1泊しただけで、大阪京都は素通りだったのが残念です。まだしばらくはそちら?帰って来たらぜひご連絡をお待ちしています。
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キートスさん
たくさんのご教示ありがとうございます!
読み進めていくうちに、身が凍りつきましたよ(苦笑)。一歩間違えれば、本当に危なかったんだなあと。仮にユーロ5桁の金額を請求されでもしたら、もうドイツにいられなかったでしょうからね・・・
以前教えていただいた通りに従って、水道の元栓は閉めておきました。これは正しかったですね。ちなみに、暖房機は夜モードの雪マークにしておいたのですが、これでよかったのでしょうか。あるいは、10度前後に設定しておいてもよかったのかもしれませんね。
真冬に1ヶ月近くベルリンの家を空けたことがなかったので、今回の件はいい教訓となりました。またいろいろ教えてくださいね。
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poppyさん
お久しぶりです。そちらもお元気そうで何よりです。
2枚目の写真を撮ったのは、まさに近所のスーパーに行く途中でした。店の中に入った瞬間、こちらでの日常が一気に戻ってきて、不思議な感じでしたね。Bioパン屋さんにはまだ行っていないので、今度のお楽しみです☆
らっぱ@たかさん
お久しぶりです。なるほど、北海道に住む人にとっては、常識なのでしょうね。ベルリンに来られるのですか。機会があればぜひお会いしましょう。
zaichik49さん
厳冬のロシアで、すごい体験をされたんですね。本当に寒い地で生活された方のお話は、説得力が違います。水道の元栓がすぐに見つかったのが何よりでした。
今年もよろしくお願いします。近いうちにお会いできるといいですね。
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冬風さん
>自分としては雪の降る寒さよりも、雪の降らない強風の寒さの方が
>きつく感じます。
これはまったく同感です。マイナス5度ぐらいでは、体感温度はそこまでではないんですよね。でも、今日吹雪の中墓地の中を歩いていたら、さすがに手がかじかんで堪えました^^;)。
ベルリンではゆっくりできたようでよかったです。気をつけてお帰りください。
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今更ですが明けましておめでとうございます。
ゆっくり帰省されていたんですね。
私は2週間だけでしたが久々の日本でのんびりしてきました。
超過料金は大変でしたね。でも、ビジネス・クラスへのアップグレードだなんて羨ましい!私は一度も経験がありません。
水道管の話は驚きました。
そして、キートスさんのコメントを読んで恐くなりました。
真冬に長期にうちを開ける時は要注意ですね。
とにかく大事にならなくて本当に良かったですね。
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たんたんさん
今年もどうぞよろしくお願いします!
ヨーロッパー日本間のビジネスは初めてだったので、本当に感激、でも表面上はなるべく平静を装うようにしました(笑)。何度も往復しているとそのうち幸運が巡ってくると思いますよ。
水道管のこと、何だかいろいろな方に気にかけていただいてうれしかったです。キートスさんの詳細なコメントも含め、皆さんの何かのご参考になればと思います。