さて、これが最新型のICE、シーメンス社製の”Velaro”です。いかがでしょう、この外観。最高速度は時速320キロ。外観の目立った変化はありませんが、これまでの車両より10%エネルギー消費量を減らす工夫なども施されているそう。ICEといえば、この夏、猛暑の中の走行中に突然冷房が止まるというトラブルがありましたが、さすがにもうそんなことは起こらないのでしょうね^^;)。
さすがに注目度は高いようで、この列車の前だけは長蛇の列ができています。私も並んでみました。
中に入ってみて、「ドイツらしいなあ」というのが最初の感想。これで1等ですからね。確かに座席は非常にゆったりした作りになっていますが、「豪華な」印象はまったくと言っていいほどありません(それに比べると、日本の新幹線のグリーン車の方がよっぽどゴージャスな印象を与えるかも)。
その一方で、居住性はなかなか素晴らしく、確かにこれならば長時間乗っても疲れないのかもしれません。あとこれはWさんに聞いたのですが、この新型ICEはきついカーブに差し掛かる直前、自動的に線路に油を流すシステムが搭載されていて、カーブ特有のキンキンした音をできる限り発生させない仕組みになっているのだとか。
この新型ICEは2011年末からドイツで営業運転を開始するそう。楽しみですね。
最後にもう1枚。シュコダ社の低床式トラム。RIGAと大きく書いてあったので、ラトヴィアの首都で走るのでしょうか。2002年に初めてバルト三国を訪れた時、リトアニアの首都ヴィリニュスでボロボロのトロリーバスが走っていて驚きましたが、それも過去の風景になったのかもしれません。
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綴りはVELAROです^^; 下から2番目の写真でポーズするモデルたちの仮装は営業運行する国スペイン、ロシア、中国、ドイツ(予定)を表していますね。冷房が消える、なんて日本ではあり得ないよな、と思ったら今年の夏にたまたま乗っていた山手線の電車が「空調の不具合」で途中大崎駅で外されました・・・
ICEの1等車両はドイツらしく地味ですよね。ドイツの1等の乗客にとっては多分、豪華というものよりも(自分も同じですが)静けさ、落ち着いてPCを使って仕事ができることや、通路に人が立っていないこと、子供たちが走り回らないこと、トイレが清潔であること、などが大事です。個人的には座席が革製であれば十二分に豪華です。日本では普通車でも人のマナーが大体良いので新幹線のグリーン車には乗ったことがありません。
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キートスさん
綴りミスのご指摘ありがとう。早速訂正しました。
>ポーズするモデルたちの仮装は営業運行する国スペイン、
>ロシア、中国、ドイツ(予定)を表していますね。
なるほどと思いました。1人東洋人のモデルがいるなあと感じていましたが、そういうことだったのですか。ICEは活動網をどんどん拡大していますね。先日は、ユーロトンネルの試運転のニュースを見ました。フランクフルトからロンドンまでの路線が通るみたいですね。ドイツの人が、列車に求めるGemütlichkeitにも納得です。