今年はなかなかクリスマス気分を味わう機会がなかったのですが、本番間近の頃になってようやくいくつかのクリスマスマーケットを巡ることができました。第4アドヴェントの土曜日に訪れたのは、地下鉄U3ダーレム・ドルフ駅近くのドメーネ・ダーレム。ここは以前、農村生活を味わえる場所として紹介したことがありますが、やって来たのは久々でした。
関連記事:
発掘の散歩術(9) -ドメーネ・ダーレムで体感する農村生活- (2011-04-28)
ドメーネ・ダーレムでは第1から第4アドヴェントまでの週末、クリスマスマーケットが行われていました。入り口で入場料2ユーロを取られますが、ここのマーケットは商業色が薄く、手作りのものやオーガニック食品を扱った屋台が多く並んでいます。
屋台で買って食べたジャガイモはここで栽培されたものだそうで、小ぶりながら濃い味わいがしました。定番のグリューワインを飲もうと思ったら、果実酒の屋台があったので、試してみることに。コケモモから作られたというホットワイン。今年のクリスマスは幸い比較的温暖で、金管アンサンブルによるクリスマスソングを座って聞いていても寒さが苦になりません。
こちらは過去に何度かご紹介したポツダム広場のショッピングモールArkaden内の豪華なツリー。久々に行ったら、地下のスーパーKaisersがReweに変わっていたり(!)、出口前の昔よく使っていた写真屋がなくなっていたりといくつかの変化を感じました。
今日25日は、今年再オープンになったベルクグリューン美術館を訪れた後、目の前のシャルロッテンブルク宮殿のマーケットへ。小雨がぱらついていましたが、かなりの人手でした。
ここでの今年の目玉は、ドイツ人の知人もお勧めのクリッペ(キリスト降誕を情景を描いたうまやの模型)。樹齢200年近くのナラの木から作られた立派なもの。キリストを取り巻く人々も等身大(!)で忠実に描かれており、確かにこれは素晴らしい見物でした。
食べ物でおいしかったのは、サーモンをグリルにしてサラダと一緒に挟んだパン。やわらなくジューシーなサーモンでした。シャルロッテンブルク地区はロシア系住民も多いので、心なしかスラブ系の言葉を頻繁に耳にした気もします。
日本ではもうお正月への準備が始まっているのでしょうが、ドイツでは明日26日までがクリスマス休暇です。Frohe Weihnachten!