発掘の散歩術(31) – クロイツベルクの夜は長い –
現在私が住んでいるのは、ヴィルマースドルフという西側の地区。地下鉄の駅やスーパーマーケットが近くにあり、生活する上では便利な住宅街なのだが、ときどきふと6年間住んだクロイツベルクの、特に夜の雰囲気が懐かしくなる。 氷点下…
『音遊人』2013年3月号「ウィーン特集」
ヤマハの会員誌『音遊人』の3月号が刊行されました。昨年は6月号のドイツ特集でお世話になりましたが、今回の特集は「ウィーン 音楽に向かう旅」。実は昨年11月、ニコラウス・アーノンクール指揮によるモーツァルトのコンサートを聴…
9年ぶりのバイロイト訪問(3)- バイロイトも工事中 –
《タンホイザー》を観た翌日、バイロイトの市内を散策した。旧市街に入っていきなりびっくりしたのが、前夜の指揮者クリスティアン・ティーレマンが本屋でサイン会をしているのに遭遇したことだ。このMarkgrafen Buchha…
発掘の散歩術(30) – 劇場で観るエーリッヒ・ケストナー –
子どもが読んで楽しめ、大人が読んでも味わえる本というのがある。エーリッヒ・ケストナー(1899~1974)の小説はその代表格ではないだろうか。『エーミールと探偵たち』『ふたりのロッテ』『点子ちゃんとアントン』……。子ども…
NHK「テレビでドイツ語」1〜2月号 -ゴスラーとグダニスク-
NHK「テレビでドイツ語」のテキストに連載中の「ハンザ都市を巡る」も残りわずかとなりました。 先月は告知し損なってしまいましたが、2013年1月号ではゴスラーを取り上げました。ハルツ地方にある美しい街で、郊外のランメルス…
Schreiben auf deutsch über Japan
かれこれ3年近くも放置していたドイツ語のブログですが、久々に記事を更新してみました。ドイツ語でも情報を発信できたらとじわじわ感じるようになったのは、一昨年の大震災以降のことでした。こちらにも転載しますので、ご興味のある方…
古き時代のカフェ文化に誘う「グロス」
ベルリンの西地区を代表するショッピング街、クアフュルステンダム(通称「クーダム」)は、19世紀後半、時の宰相ビスマルクの「ベルリンにも、パリのシャンゼリゼ通りのような華やかな通りを」という願いのもと、発展を遂げていった通…
9年ぶりのバイロイト訪問(2)- 祝祭劇場との再会 –
Bayreuther Festspielhaus (2012-08-03) ワーグナー生誕200周年というメモリアルイヤーが始まりましたが、(こちらも書きかけのままだった)昨夏のバイロイト旅行記の続きを書いておきたいと思…
ハンブルクで迎えた年越し(2)
St. Michaeliskirche Hamburg (2013-01-01) 内アルスター湖畔で迎えた年越しのカウントダウンは、花火と爆竹が乱れ合うすさまじいものでした。以前あれに懲りて、もう何年もカウントダウンは自…
ハンブルクで迎えた年越し(1)
St. Pauli-Landungsbrücken (2012-12-31) 遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。 ひょっとして東京よりも暖かいのでは?と思われた年末年始のベルリンの気候でしたが、天気は悪…
最近のコメント