ハンブルクで迎えた年越し(2)

St. Michaeliskirche Hamburg (2013-01-01)

内アルスター湖畔で迎えた年越しのカウントダウンは、花火と爆竹が乱れ合うすさまじいものでした。以前あれに懲りて、もう何年もカウントダウンは自宅で過ごしていました。ハンブルクはベルリンよりも上品なのではと思いきや、全然そんなことはなかった(笑)。時に目の前で放たれる爆音にビクビクしながら、半ば命がけの思いでホテルに戻った翌朝、ミヒェルこと聖ミヒャエル教会の塔にみんなで上ってみました。

エレベーターで上がった塔の展望台は、風と雨が吹き荒れ、少々つらいものがありましたが、私たちを喜ばせてくれたのが頂上で演奏していたアマチュアの金管アンサンブル。彼らが奏でる曲の中にはおなじみのコラールも入っていて、日本でいえば元旦に神社で甘酒を飲んだときのように(?)、心が少し温まりました。

展望台からの眺め。内アルスター湖、右手には市庁舎の塔が見えます。こうして見ると、ハンブルクの中心部ではモダン建築がほとんどを占めているのがはっきり見て取れます。前回お話しした1842年の大火災と第2次世界大戦末期の大空襲により、歴史的建築は大部分が失われてしまったからです。

こちらは港の方面。奥には大きなドッグがいくつも見えます。

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白亜の美しい礼拝堂の中に入ると、ラッキーなことに12時からの新年の礼拝が始まるところでした。説教の後、2つのオルガンを聴くことができたのがうれしかった。モーツァルトの自動オルガンのための音楽(だったか)も含まれていました。この教会はクラシック音楽とはとりわけ縁の深い教会ですよね。カールフィリップ・エマヌエル・バッハが音楽監督を務め(お墓は地下にあります)、ブラームスが洗礼を受け、マーラーが《復活》の着想を得た場所・・・。フェリックス・メンデルスゾーンもこのすぐ近くに生まれているので、ミヒャエル教会に全く来なかったとは思えません。

元旦だけに閉まっているミュージアムもありましたが、倉庫街の一角にあるミニチュアワンダーランド (Miniatur Wunderland)は新年から観光客で大混雑。これが予想を超えるスケールでした。HOゲージのスケールにハンブルクを始め、世界の街並が再現されているのですが、世界最大規模というから驚きます(しかもまだ制作途中だとか)。ここはまた別の機会にご紹介できたらと思っています。

ハーフェンシティにある紅茶メーカーMeßmerのカフェDas Meßmer Momentumで遅い昼食を取ってから、帰途につきました。ベルリンに戻るICEの車中での居眠りが心地よかったこと。2日間たっぷり歩きました。

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2 Responses

  1. einzelkind
    einzelkind at · Reply

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    1985年に初めてドイツに行きました。まだアンカレッジ経由でハンブルク空港に早朝着きました。朝露に濡れる街がとても美しく胸が一杯になりました。ミヒャエル教会から塔に上り「本当にドイツに来たのだ」と実感しました。市庁舎のレストランでうなぎのスープを飲んだり、見るもの触るものすべてが楽しくて興奮していました。ブラームスの生家?では交響曲4番の楽譜が展示されていました。その時はこの曲が一番好きになるとは思いませんでした。長くなりましたが、ブログを読んでこんな思いが一気に呼び起こされ泣きそうです。

  2. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    einzelkindさん
    コメントありがとうございます。アンカレッジ経由でハンブルクに来られたというのが時代を感じますね。しかも、それがドイツとの最初の出会いだったのであれば、感動もさぞや大きかったと思います。私の写真がそんな過去の思い出を喚起したのだとしたら、うれしいです。

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