テンペルホーフ公園を歩く(1)

テンペルホーフ公園を歩く(1)

ブログ「東十字の熊さん」の最近の記事を拝見していたら、NHKのBSで今度の水曜日にこんな番組が放映されることを知りました。 こだわりライフヨーロッパ 巨大滑走路 再生計画 ~ドイツ ベルリン~(仮) BS1 7月28日(…

壁の道に沿って(1) -ボルンホルマー通りから北へ-

壁の道に沿って(1) -ボルンホルマー通りから北へ-

弟が計画しているヨーロッパ自転車旅行に触発されて、というわけでもないのですが、私も自転車に乗ってどこかに行ってみたくなり、この夏前々からやってみたかったあるプランを実行することにしました。それは、かつてのベルリンの壁に沿…

シェーネベルクのカフェ「ダブル・アイ」

シェーネベルクのカフェ「ダブル・アイ」

第2次世界大戦中にベルリンに住んでいた人の回想録を読むと、コーヒーにまつわる話がよく出てくることに気付きます。当時、コーヒー豆がいかに貴重だったか、そして人々がそれを手に入れるためにどう工面したか等々。例えば『ベルリン戦…

ヴィルマースドルフのフォルクスパーク(2)

ヴィルマースドルフのフォルクスパーク(2)

ヴィルマースドルフのフォルクスパークは、東西に長く、全長約2.5キロにも及びます。今日は、公園のほぼ真ん中、ブンデスアレーに架かるモダンな吊り橋を渡って、西側へ歩いてみましょう。 写真は4月頭のある夕方に撮ったもの。まだ…

ヴィルマースドルフのフォルクスパーク(1)

ヴィルマースドルフのフォルクスパーク(1)

昨年まで住んでいたクロイツベルクには、徒歩5分の場所にクロイツベルク記念碑のあるヴィクトリアパークという大好きな公園がありましたが、新しく越して来たヴィルマースドルフ地区にも近所にフォルクスパーク(Volkspark W…

『素顔のベルリン』が大学の教科書に

このブログを通じて知り合った徳島大学の総合科学部助教の弘田陽介さんが、今年度の新しい授業「人間と生命 / 記憶の場の教育学 記憶の都市/都市の記憶 ベルリン」にて拙著『素顔のベルリン』を教科書として使ってくださることにな…

シェーネベルクのガソメーター

シェーネベルクのガソメーター

Leuthener Str.にて(2009年3月17日) NHK「テレビでドイツ語」も今週から始まり、今日からいよいよ4月ですね。 「映画で歩くベルリン」の第1回で取り上げたマレーネ・ディートリッヒの生まれ故郷、シェーネ…

フルトヴェングラーの生家

フルトヴェングラーの生家

先日、NHKドイツ語講座の連載「映画で歩くベルリン」の取材でシェーネベルクを歩いていたら、前々から探していたあるものにようやく出会いました。タイトルにある通り、指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886–1954)…

ベルリン氷雪模様(2)

ベルリン氷雪模様(2)

記録的に寒かった冬も、今度の今度こそようやく終わる見込みで、来週末には夏時間に切り変わります。いやあ、長かった。この冬、折に触れて撮ってきた写真を2回ぐらいに分けて、時系列順にご紹介したいと思います。あの冬の日々をもう一…

建設が進むツォーフェンスター

建設が進むツォーフェンスター

ベルリンの大きな工事現場というと、昔壁があった境界線沿いや旧東というイメージが強いですが、最近はかつての西ベルリンの中心地も盛んになってきています。数日前、そばを通りかかったら大分建設が進んできていて、思わずカメラを取り…

コンクリートになったオストクロイツ駅

コンクリートになったオストクロイツ駅

Berlin Ostkreuz(2月25日) 先週、ケペニックに行った帰り、久々にオストクロイツ駅に通ったら、風景が激変していました。考えてみたら、最後にこの駅の様子をお伝えしてから1年になるんですね。というわけで、ベル…

ベルリン・ブランデンブルク空港のいま

ベルリン・ブランデンブルク空港のいま

人里離れたBBI-Infotowerのバス停(1月18日) 昨年12月、シェーネフェルトに2011年10月末開港予定の新空港の正式名称が、「ベルリン・ブランデンブルク空港」(Berlin Brandenburg Airp…

雪のモアビットを歩く

雪のモアビットを歩く

数日前、ある友達の家に寄った帰り、せっかくだからと少し散歩しながら帰ることにしました。ティーアガルテンの北西に位置するモアビットという地区は、これまであまり紹介したことのないエリアです。U7のMierendorffpla…

読書の神が宿る空間

読書の神が宿る空間

厳しい寒さの日々が続いています。今日の昼間の気温はマイナス7度ぐらい。さすがに手袋なしで外を歩くのはつらいですね。たまに0度ぐらいの日があると、妙に暖かく感じられるまでになっています(笑)。 この気温ではさすがに街を散策…

ミッテの朽ちたアパートから見えるもの

ミッテの朽ちたアパートから見えるもの

先日ご紹介したミッテのゾフィーエン墓地を出て、墓地に面したベルク通りを歩いていたら、偶然こんな古めかしいアパートに出会いました。 関連記事: 石炭屋さん (2007-12-01) 古いアパートに浮かぶ文字 (2008-0…

ミッテのゾフィーエン墓地を歩く

ミッテのゾフィーエン墓地を歩く

12月初頭、「壁とベルリン」の最終回で触れた、ゾフィーエン墓地の中に初めて入った時のことを書いてみたいと思います。ベルナウアー通りの壁記録センターに行ったことのある人は多いと思いますが、真向かいのゾフィーエン墓地にまで足…

「壁とベルリン」第7回 - 壁の向こうを想う -

「壁とベルリン」第7回 – 壁の向こうを想う –

ベルリンの壁記録センターがあるベルナウアー通りには、約200メートルにわたって本物の壁が残されているが、その周辺は数カ月前から工事現場になっている。かつての壁の緩衝地帯ではブルドーザーが唸り声を上げ、コンクリートの壁の延…