レオニダス・カヴァコスが弾くブラームス
しばらく音楽会から足が遠ざかっていた。先週は体調を崩したり、気持ちにやや余裕がなかったせいもある。机の上で作業しながら、好きな音楽をかけたり、よくかけているKulturradioから流れてくる音楽に耳を傾けるのももちろん…
ピアニスト メナヘム・プレスラー
メナヘム・プレスラーというピアニストをご存じでしょうか? クラシック音楽に興味がある人でも、誰もが知る名前ではないかもしれません。それは、プレスラー氏がソリストとしてよりも、「ボザール・トリオ」という米国のピアノ三重奏団…
マーラーの《復活》に挑む!
コンツェルトハウスでの自分たちの演奏会がいよいよ今晩(5日)に迫った。アマチュア音楽家として、幸運なことに今までいろいろな曲と直に触れることができ、貴重な経験をさせてもらってきたけれど、今回のグスタフ・マーラーの交響曲第…
「ミセス」2014年2月号「指揮者・山田和樹の育む音」
最近発売になった「ミセス」(文化出版社)2月号に「指揮者・山田和樹の育む音」という記事を書かせていただきました。欧州でも活躍中の若手指揮者、山田和樹さんへのインタビュー記事です。9月に編集長の岡崎成美さんと新宿で打ち合わ…
Frohes Neues Jahr 2014!
新年あけましておめでとうございます。 晴天に恵まれた大晦日のベルリンの様子を何枚かお届けします。昨日は5度以下まで気温は下がりましたが、今冬はまだほとんど雪が降っていません。ブランデンブルク門周辺はジルベスター・パーティ…
小野雅楽会のベルリン公演
普段海外に住んでいるからこそ、日本の伝統的な文化に接したときに、はっとするような新鮮な感動を受けたという経験をお持ちの方は結構いらっしゃると思います。私自身、振り返ってみて特に印象に残っているのが、2008年の平成中村座…
2013年バイロイト音楽祭レポート
筆者は2003年からバイロイト音楽祭のチケットを毎年申し込み続けてきた。「外れても、とにかく送り続けることよ。それが大事」と知人のワグネリアンの方に諭され続けて早10年、今年ついに「当選」の通知が届いた。奇しくもワーグナ…
AERA 2013年9月30日号「現代の肖像」日下紗矢子
現在発売中のAERA(朝日新聞出版)2013年9月30日号の「現代の肖像」という有名なルポシリーズで、ヴァイオリニストの日下紗矢子さんのことが取り上げられています。執筆されたのはフリーライターの千葉望さん。5ページのルポ…
2012/13の音楽シーズンを振り返って
久々にブログに向き合う時間ができたので、遅ればせながら2012/13シーズンで印象に残った音楽会やオペラをいくつか振り返ってみたいと思います。 まずオーケストラのコンサートから。 今でも心から楽しかった思い出として残って…
ブレヒトの「イエスマン」と「ノーマン」
現在、シャルロッテンブルク地区のシラー劇場で公演を行うベルリン国立歌劇場では、上演が極めて稀な作品に出会えることがあります。5月末、劇場横のヴェルクシュタットという小規模の会場で行われた「イエスマン」と「ノーマン」も、ま…
震災孤児のためのチャリティーコンサート
2011年3月の東日本大震災では、東北地方で240人の子どもが両親を、1400人弱の子どもが片方の親を亡くしました。昨年秋、このような震災孤児を支援するNPO法人“KIBOU”がベルリンに発足。1月末、この法人が主宰する…
9年ぶりのバイロイト訪問(3)- バイロイトも工事中 –
《タンホイザー》を観た翌日、バイロイトの市内を散策した。旧市街に入っていきなりびっくりしたのが、前夜の指揮者クリスティアン・ティーレマンが本屋でサイン会をしているのに遭遇したことだ。このMarkgrafen Buchha…
伝説のハンザ・スタジオ
ベルリン中心部のポツダム広場は、この街の栄光と挫折を知る場所だ。ここ10年で未来都市のように生まれ変わり、東西分断時代の荒野のような光景を想像するのはもはや難しくなった。そのすぐ南のケーテナー通りを歩くと、周囲とは異彩を…
カイザー・ヴィルヘルム記念教会の鐘の音
ドイツニュースダイジェストでこの9月から、「ベルリン 音のある街」という新連載を月1で持たせていただくことになりました。紙面のスペースから掲載できなかった写真も含めて、ここに転載します。「音のある街」というちょっと不思議…
最近のコメント