オットー・ザンダーの朗読会
先週末、俳優のオットー・ザンダーがザヴィニープラッツ駅高架下のアート系の本屋Bücherbogenで朗読会をやるというので、行って来ました。入場無料ということもあって超満員。何とか隙間を見つけて潜り込み、地べたに座って聞…
戦前のホテルで観戦するワールドカップ
先日の日本対オランダ戦は、写真のこの店の大画面で見ました。高い天井とそこに彫られた美しい装飾、そしてシャンデリア。あまりワールドカップ観戦の雰囲気には似つかわしくない気もしますが(笑)、さて、ここは一体どこでしょう? 実…
カイザーザール - 天使の降りた場所(23) –
ちょうど1年前まで夢中になって書いていた「ベルリン・天使の詩」の撮影場所を探し巡るシリーズに(興味のある方は下のタグから探してみてください)、1回限りですが思わぬ続編ができました。 先日、ポツダム広場のLutter &#…
ホテル・エスプラナーデ - 天使の降りた場所(22) –
ポツダム広場のソニーセンターにて(2006年10月27日) 「ベルリン・天使の降りた場所」の最終回は、ダミアンとマリオンが出会い、2人の恋が成就する場所である。 このダンスホールでのコンサートシーンは映画の中ほどと最後の…
天使のインビス - 天使の降りた場所(21) –
U9 Güntzelstraßeにて(2006年7月18日) 私が持っている「ベルリン・天使の詩」のDVDは、副音声でヴェンダース監督自身による解説を聞くことができるのだが、その中でひとつ気になるお店が出てくる。それは、…
初めてのコーヒー - 天使の降りた場所(20) –
クロイツベルクのUrbanhafenにて(2月1日) 昨年の夏に、「ベルリン・天使の詩」の撮影場所をマニアックなまでに探し周ってはここにこうやって記録してきたわけだが、その中にはどうしてもわからない場所がいくつかあった。…
ヴァルデマー通りの壁 - 天使の降りた場所(19) –
Waldemarstraßeにて(2006年8月20日) 昨年秋からのんびり続けてきたこのシリーズも、ようやく天使ダミアンが人間になるシーンまでやって来た。それまでほとんどモノクロ映像だった「ベルリン・天使の詩」が、カラ…
駅が止まってる駅 - 天使の降りた場所(18) –
Anhalter bahnhofにて(2006年8月25日) これがみんなが話してた駅だな変な名前の駅列車が止まるのでなく駅が止まってる駅 2週間ほど前、新聞の文芸欄で見かけた小さな訃報記事は私を驚かせた。「ベルリン・天…
パラス通りの防空壕 - 天使の降りた場所(17) –
Pallasstraßeの地上防空壕にて(2006年7月21日) シェーネベルクのパラス通りに今もそびえているコンクリート製の巨大な地上防空壕(Hochbunker)の前に私が初めて立ったのは、昨年のワールドカップの決勝…
ベルリン・スポーツ宮殿 - 天使の降りた場所(16) –
Pallasstraßeにて(2006年10月23日) 映画「ベルリン・天使の詩」の舞台を訪ねるこのシリーズは、またしても間が開いてしまった。それには一応訳がある。これから取り上げる場所というのがドイツの負の歴史と深く関…
国境の橋 - 天使の降りた場所(15) –
しばらく間が空いてしまいましたが、ヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン・天使の詩」の舞台を巡り歩くシリーズを再開したいと思います。予定ではあと残り7回。写真はとうの昔にほぼ撮り終えているので、何とか今年中に完結させたいと…
鉄橋の墓場 - 天使の降りた場所(14) –
Yorckbrückenにて(10月12日) この「天使の降りた場所」も、かれこれずいぶん長いシリーズになってきました。一体あといくつ書きたい場所があるのか数えてみたら、まだ8箇所もある。来月日本に帰るまでに何とか書き終…
100年の重みに耐えた橋 - 天使の降りた場所(13) –
U-Bahnhof Gleisdreieck付近。地下鉄の車窓より(8月17日) ベルリン在住の方、あるいは旅行などでベルリンにいらしたことのある方は、この風景に見覚えがないだろうか。ツォー駅方面から地下鉄2号線、つまり…
天使の降りた場所(12) – 都心の中の無人地帯 –
U-Bahnhof Gleisdreieck付近にて(8月17日) 「廃墟」と聞いて、何やら誘惑めいたものを感じてしまう人は意外に少なくないのではと思う。町中を歩いていて、偶然ポツンと佇む廃墟を見つけたとする。恐いもの見…
天使の降りた場所(11) – ポツダム広場伝説は続く –
ポツダム広場のPark Kolonnadenにて(2006年3月12日) ポツダム広場を巡る話も、ようやく現代にまでやってきた。 実を言うと私は、現代建築の実験場のような現在のポツダム広場にそれほど愛着を感じているわけで…
天使の降りた場所(10) – ポツダム広場の栄枯盛衰史 –
1900年頃のポツダム広場(当時の絵葉書より) 今日のBGMは前回と同じUte Lemperが歌うBerlin Caberet Songsです。よかったらそちらでも聴きながらお読みください。 ポツダム広場が交通の要衛にな…
天使の降りた場所(9) – 戦前のポツダム広場を歩く –
Haus Vaterland(戦前の絵葉書より) 前回から大分空いてしまいましたが(前回の記事はこちら)、ポツダム広場の話を続けましょう。今回は戦前のベルリンの雰囲気を出すためにBGMを用意しました(笑)。Ute Lem…
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