テレージエンシュタット訪問記(2)

「労働は人を自由にする」と書かれた門をくぐり抜けると、中庭があり、いくつもの監房や独房の建物が並んでいた。 前回書いたように、もともとこの小要塞は18世紀末に作られた。当初ここに投獄されたのは軍人の他、中欧や南東ヨーロッ…

「1989年11月9日広場」の落成式

「ベルリンの壁」崩壊の記念日というと、昨年の壁崩壊20周年のドミノ倒しの記憶が強い方は多いかもしれません。今年の11月9日は、大規模な催しこそ行われなかったものの、数あるベルリンの壁の追悼施設に新たな場所が加わりました。…

街角スナップ - 記念教会前 -

早いもので今日から12月。振り返ってみるとなんとも陰鬱な11月だった。ほとんど常に雲は低くたれ込めていたし、月の半ばからは気温がめきめきと下がっていった。おまけに風邪まで引いてしまったし・・・昨年は年末に日本に帰るという…

テレージエンシュタット訪問記(1)

5月のプラハ旅行の最終日、以前から一度訪ねてみたいと思っていた場所に、行ってみることにした。ドイツ名はテレージエンシュタット、チェコ名はテレジンというこの街が、プラハから約60キロの距離にあるというのは少々以外だった。夕…

NHK「テレビでドイツ語」12月号

NHK「テレビでドイツ語」12月号のテキストが発売になりました。ジャンダルメンマルクトのクリスマスマーケットが今月の表紙。今年ももうそんな季節なのですね。 私の連載「映画で歩くベルリン」も残り4回となりました。今回は名作…

徳島大学のベルリン講義

徳島大学総合科学部にて 今年の春、「『素顔のベルリン』が大学の教科書に」でご紹介した徳島大学総合科学部の「記憶の都市/都市の記憶 ベルリン」という授業が10月から始まったそうです。講義を担当する弘田陽介助教によると、10…

ベルリン300年の知の歩み

リヒトホーフに置かれている、書庫を模した巨大インスタレーション Regalinstallation im Lichthof Foto: © Roman März 2010年、ベルリンは「学術年」(Wissenschaft…

11月9日、ファザーネン通りのユダヤ人協会にて

Jüdische Gemeinde Berlin (2010.11.9) 昨日11月9日は「ベルリンの壁」が崩壊して21年、そして反ユダヤ主義の暴動「水晶の夜」(Kristallnacht)が起こってから72年という記念…

街角スナップ - ロンドンのタクシー -

9月末に週末を利用してロンドンに行って来ました。その気になればベルリンからすぐ行けるロンドンですが、学生時代、飛行機のトランジットを利用して数時間街を歩いたのを別にすれば、初めてでした。今回はロンドンに赴任している妻の会…

元薬局のチョコレート屋さん

先日、久々に会った友達と、前から一度行ってみたいと思っていたチョコレート屋に足を運んでみました。外観はそれほど目立たないのですが、中に入ってみて重厚な内装に驚くことになります。 こちらがカウンター。高い天井とスタッコの彫…

メモ書き程度ですが、ここ最近聞いたコンサートよりいくつか・・・ まず、9月に聞いたラトル指揮ベルリン・フィルの「プルチネッラ」全曲。これは圧巻だった。彼がハイドンなどで見せるような天性の輝き、いやそれをも上回っていたかも…

欧州最大の鉄道見本市InnoTrans (2)

さて、これが最新型のICE、シーメンス社製の”Velaro”です。いかがでしょう、この外観。最高速度は時速320キロ。外観の目立った変化はありませんが、これまでの車両より10%エネルギー消費量を減…

欧州最大の鉄道見本市InnoTrans (1)

先月末、ベルリンの見本市会場で行われたInnoTransという国際鉄道技術専門見本市に足を運ぶ機会がありました。2年おきに開催されるヨーロッパ最大規模の鉄道見本市だとかで、今回は41カ国より1914社が出展しているという…

NHK「テレビでドイツ語」11月号

NHK「テレビでドイツ語」11月号のテキストが発売になりました。今月の表紙は、ミッテのシャルロッテン通りにあるアルド・ロッシのカラフルな建築群ですね。 連載「映画で歩くベルリン」は、映画の舞台となった時代に焦点を当て、過…

州立歌劇場の引っ越しの日

この9月からいよいよ大規模な改装工事が始まったベルリンの州立歌劇場(Staatsoper)。丸3年間に渡る工事期間中は、西側のシラー劇場が仮の本拠地となるのですが、9月19日に行われた引っ越しは、その特別な趣向で話題を集…