U5に乗ってベルリン中央駅からアレクサンダー広場へ (2)
新年あけましておめでとうございます。時間が空いてしまいましたが、前回の続きで、U5に乗ってウンター・デン・リンデン駅から東へ向かいます。 ウンター・デン・リンデンで1つ立ち寄りたいのが、東側のベルリン国立図書館。私がベル…
U5に乗ってベルリン中央駅からアレクサンダー広場へ (1)
ブログではすっかりご無沙汰してしまいました。 この夏はコロナの状況は比較的落ち着いていたのですが、10月中ばから急激に感染拡大し、今日のベルリンにおける7日間指数は373というひどい状況になっています(ドイツ全土では39…
発掘の散歩術(52) – 壁崩壊から25年、「涙の宮殿」で越境体験 –
ミッテ地区のフリードリヒ通り駅は、ベルリンで最も賑わいのある駅の1つだ。地上と地下を走るSバーンとUバーンに加え、駅を南北に横切るトラムの往来が、街のリズムにアクセントを与えている。ここ数年、新しい商業施設やホテルがいく…
和解礼拝堂のライ麦畑(後編) 〜平和のパン〜
※和解礼拝堂のライ麦畑(前編) 〜取り残された教会〜からお読みいただけると幸いです。 2000年11月、元々教会があった場所に「和解の礼拝堂」が完成した。建築家はコンクリートとガラスから成るモダンな教会を設計したが、「こ…
和解礼拝堂のライ麦畑(前編) 〜取り残された教会〜
ベルナウアー通りに面したかつての壁の緩衝地帯には、数年前から緑の芝生が植えられるようになった。初夏のこの季節、芝生の上を歩いて行くと、緑に混じって鮮やかな小麦色が目に入ってくる。「和解の礼拝堂」という名の小さなプロテスタ…
発掘の散歩術(33) -イーストサイドギャラリーの行方は?-
3月1日の午前8時半頃だったという。イーストサイドギャラリーの脇に前日から置かれていたショベルカーが、かつてのベルリンの壁の1ブロックを持ち上げた。その時点ではごく限られた数の活動家しか現場にいなかったが、やがて反対デモ…
パノラマで体感する「ベルリンの壁」
かつて東西の国境検問所があったチェックポイント・チャーリーの跡地は、年間を通して多くの観光客が訪れる場所。昨年秋からここで、ベルリンの壁をテーマにしたパノラマ展「Die Mauer(壁)」が開催され、話題を呼んでいます。…
壁の道に沿って(4) – 緑に囲まれた監視塔 –
1989年まで「ベルリンの壁」が東西を分断していた全長約160kmの道程は、2007年に「壁の道」(Mauerweg)という遊歩道に整備され、かつての壁の跡をたどることができるようになっています。6月末、私もこの壁の道を…
「壁とベルリン」第3回 – 16歳、亡命への道 –
自宅の玄関の扉を開けると、初老の男性が待っていた。ゲルハルト・メシングさん(63)。筆者の知人の中に父親が壁を越えた体験を持つという方がおり、ご好意により当時の現場に行って話を聞かせていただくことになったのである。 現場…
伝説のハンザ・スタジオ
ベルリン中心部のポツダム広場は、この街の栄光と挫折を知る場所だ。ここ10年で未来都市のように生まれ変わり、東西分断時代の荒野のような光景を想像するのはもはや難しくなった。そのすぐ南のケーテナー通りを歩くと、周囲とは異彩を…
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