Konnopke’s Imbissにて(2月3日)
「ベルリーナーになるための100の問い」、今回は政治・美食編をお届けします。特に美食編の方は楽しい問いが並んでいるので、要注目です!
III. 政治(Politik)
38. マギ政府(Magi-Senat)とは何のことを指す?
39. ベルリンには議会があるが、Parlamentとはいわない。では何という?
40. ベルリン市政府には市長の他に大臣は何人いる?
41. “Landowsky, Bankgesellschaft, Aubis”の3つの単語を使って、一文を作りなさい。
42. ベルリンの次の選挙はいつ開催される?
43. ベルリン市はどのくらいの借金を抱えている?
IV. 美食(Kulinarisches)
44. (ベルリンの名物料理である)アイスバインはなぜアイスバインという?
45. シュリッペ(Schrippe) とシュスターユンゲ(Schusterjungen)の違いは何?
(どちらもブレートヒェン“Brötchen“と呼ばれる小さな丸いパンのことです)
46. ベルリンで最も有名なカリー・ヴルスト(Currywurst)のインビス(軽食のスタンド)を3つ挙げよ。
47. ベルリーナーは1日に何トンのケバブを食べる?
48. ベルリーナー・ヴァイセ(Berliner Weiße)は何からできている?
49. Falscher Hase(「にせのうさぎ」)とは何の料理か?
それでは解答にまいりましょう。
III. 政治
38. 東ベルリンの赤黒市参事会(rot-schwarze Magistrat)と西ベルリンの赤緑市政府(rot-grüne Senat)のことを1990年のマギ政府(Magi-Senat)と呼ぶ。
39. ベルリンの議会はAbgeordnetenhausという。
40. 市長(Regierender Bürgermeister)の他に、ベルリン市政府(Senat)には8人の大臣がいる。
41. 「不動産会社アウビスへの何百万ユーロのクレジットが、当時Hypの社長でCDU(キリスト教民主同盟)の党首だったクラウス・ランドフスキーによって損なわれ、これがBerlin Hypの母体のコンツェルンであるベルリン銀行会社(Berliner Bankgesellschaft)の危機につながった」(いわゆるBerliner Bankenskandal)。以下が原文です。
Die Millionenkredite an das Immobilienunternehmen Aubis, vergeben vom damaligen Berlin-Hyp-Chef und CDU-Fraktionschef Klaus Landowsky, führten schließlich mit zu der Krise der Berliner Bankgesellschaft, dem Mutterkonzern der BerlinHyp.
42. 次回のベルリン市議会選挙(Landtagswahlen)は、2006年9月17日に開催される。
43. ベルリン市は現在620億ユーロの借金がある。
(日本円で一体いくらなんでしょうか)
IV. 美食(一体どこが美食なんだ?という突っ込みはお控え願います・笑)
44. かつてスケート靴のブレード(Kufen)は、アイスバインの骨から作られていた。
(「アイス(氷)+バイン(足)」の意味がこれでようやくわかりました!)
45. シュリッペ(Schrippe)は小麦粉(Weizenmehl)から作られたブレートヒェン(小型の丸いパン)。シュスターユンゲ(Schusterjungen)はライ麦粉 (Roggenmehl)から作られたブレートヒェン。
(同じパンでもミュンヘンの方ではSemmelというみたいですね。シュスターユンゲとは「靴屋の小僧」の意味。昔、彼らが仕事帰りによく買っていたからこの名前が付いた、という話を聞いたことがあります)
46. 有名なカリー・ヴルスト(ソーセージ)のインビスは例えば、シェーンハウザー・アレー(Schönhauser Allee)のコノプケ(Konnopke) 、メーリングダム(Mehringdamm)のCurry 36 、クーダムのKudamm 195 など。
(カリー・ヴルストについてはまたいつかご紹介します。写真の「コノプケ」ですが、シュレーダー前首相もお気に入りだとか・・)
47. トルコドナー製造協会によると、ベルリーナーは1日あたり、25トンのドナー・ケバブ(Dönner Kebap)を食べる。
(出ました、ベルリン・グルメ(?)の定番!)
48. ベルリーナー・ヴァイセ(Berliner Weiße)は、上級発酵した白ビールに、きいちご(Himbeer-)またはクルマバソウ (Waldmeistersirup)のシロップをたらしたもの。
(どちらのシロップをかけたところで、味はほとんど変わらないと思うのは私だけでしょうか・・)
49. ミートローフ(Hackbraten) のことを”Falscher Hase” (にせのうさぎ)と呼ぶ。
いかがでしたか?
今回も自分自身、かなり勉強になりました。これでちょうど半分が終わったので、このコーナーは少しお休みさせていただき、また別の話題を取り上げたいと思います。
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政治編はほとんどお手上げです。借金はやはり巨額ですね。よくまあ、オペラ座3つも維持出来るものです。美食編もとても勉強になりましたが、
>一体どこが美食なんだ?
って、ホント突っ込みたくなりますね(笑)。
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>よくまあ、オペラ座3つも維持出来るものです。
オペラといえば、昨日コミッシェで観た「ばらの騎士」とてもよかったです。お金をあまりかけなくてもアンサンブル主体でこれだけいいものができるんだと実感しました。近いうちに書きたいと思います。
>ホント突っ込みたくなりますね
正直、ケバブやカリー・ヴルストはもういいから、そばやラーメンが普通に食べたいです(涙)
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借金は、1ユーロを140円としてみると、6200億円になりますね。
美食編は、興味しんしんです。
次回行った時には、是非試してみたいですね!!
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昨年、エキサイトの世界びっくりニュースのサイトで、2006年中にベルリン市内にカリーブルーストの博物館が出来ると聞きました。もうオープンしたのでしょうか??
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>lignpontoさん
1ユーロ140円とすると、620ユーロは8兆6800万円ではないでしょうか。あまりにぶっ飛んだ額なので、にわかには信じがたいのですが・・もし間違っていたらご指摘ください。それにしても大丈夫か、ベルリン・・
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>ぷりんつ・あるぶれひとさん
カリーブルストの博物館(笑)!
そんな話があるのですか。おそらくオープンはまだだと思いますが、完成したらぜひ訪れたいですね。私はそれよりもラーメン博物館に惹かれますが(笑)。
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Curry 36!よく行ってました!でも、私の感覚でカリーブルストはカレーが練りこんであるWurstだったので、はじめてここでそれがただカレー粉をかけただけの代物であることが分かった時の、あのショックは忘れられません。それでも、病み付きになり、何度も行ってしまいました。今回のBerlin滞在中にも訪れたかったのですが、残念ながら時間がなくいけませんでした。残念!
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>Kaninchenさん
お久しぶりです!コメントありがとうございます。
まさかベルリンにいらしていたとは。でもお忙しいスケジュールだったようですね。Carry 36は私の近所なので、たまに食べます。冬でも夜遅くまで営業していて、いつも誰かしらが立ち食いしているんですよね。特にどうということもない代物なのですが、時々ふと食べたくなるのが不思議です。
今度こちらにいらっしゃる時は、よかったら一度ご連絡ください!
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>あまりにぶっ飛んだ額なので、にわかには信じがたいのですが・・
日本でも『大阪市』が大変なことになってます。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200601130040.html
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>カリーブルストの博物館
ホームページだけは開設されたようです。
グーグルで、『Currywurst museum』と検索したら、下記のサイトがヒットしました。
コンテンツは整備中のようですが・・・
http://www.currywurstmuseum.de/?Home
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>ぷりんつ・あるぶれひとさん
>日本でも『大阪市』が大変なことに
大阪も実はヤバイのですね。負債額だけで比較したら、それでもベルリンが上回っていて、負けたという気分です。
>Currywurst museum
情報ありがとうございます。早速サイトを見てみました。場所はどこかと思ったら、クーダムにできるのですね。年間の予想来客数まで早くも載っていましたが、果たしてどれだけの人が関心を示すのかと・・まあ、一度は足を運ぶことになるとは思いますが。